したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

他大学の試み

237凡人:2012/05/25(金) 11:49:56 ID:ln0siRg20
宝の持ち腐れ 7割以上が休眠状態 【特許ウオーズII〜闘う大学(上)】
2012.2.15 12:54 産経新聞

 文部科学省が昨年11月に公表した平成22年度の「国内大学の特許収入ランキング」。トップに輝いたのは東大でも京大でもない。過去に一度もランクインしたことのなかった東京農工大だ。

 農学と工学の2つの領域を中心に130年以上の歴史を持つ東京農工大は、情報端末の画面操作性を高める特許5件を船井電機に売却するなどして2億6千万円超の収入を得たという。国内全大学の特許収入総額が14億5千万円であることを考えれば、その規模がいかに突出しているかがわかる。

 東京農工大の特許収入は例年、200万〜300万円。それが彗星(すいせい)のごとく現れてトップに立ち、2億円以上の収入を得ることができる。これこそが特許のもつ“魔力”でもある。

 それでも企業に比べ、大学の特許収入はきわめて少なく、「大学が特許で巨額の富を得るなんて宝くじに当たるようなもの」と大阪大学産学連携本部知的財産部副部長の藤澤幸夫(67)は苦笑する。

 阪大は5985万円の特許収入(22年度)を得たが、一方で特許出願経費は1億3千万円超を計上。収入の倍以上の資金を特許につぎ込んだ計算で、「特許は“金食い虫”ですよ」と藤澤はため息をつく。

 特許に必要な経費は1件につき、出願料が1万5千円、審査請求料が11万8千円など。これに毎年支払う維持費や特許事務所への委託費用も加わる。また、国内だけでなく、複数の外国に出願すれば、「1件の特許で500万〜600万円は必要」(大学関係者)。

 特許がもたらす利益は無限ではない。有効期間は出願から20年間だ。

 名古屋大の赤崎勇特別教授の青色LED(発光ダイオード)関連の特許は、これまで56億円に上る収入をもたらし、研究費に還元されたほか、記念研究館が建設されたが、22年度でほぼすべての特許が切れた。23年度の特許収入は大幅に減るとみられ、名大が特許ランキングの上位から転落する可能性は高い。

なぜ、大学が特許?

 そもそも、大学が特許を取得する目的は何なのか。

 阪大の藤澤は「公費を使って得た研究成果を知財として保護し、企業に活用してもらうためだ」と説明する。国立大学は平成16年度に独立行政法人化。研究成果を広め、活用を促進するよう法律で定められ、社会貢献と社会還元が大学の使命に加わった。

 全大学の特許出願の年間件数は平成15年度に2462件だったが、19年度には9869件に増加。しかし、リーマン・ショックの影響で20年度からは3年連続で減少し、22年度は8675件に落ち込んでいる。

 「出願件数が他大学よりも少なくて、『やる気がない』と思われるのが嫌だから、とにかく数を稼ぎたくて出願したという面があった。これからは量より質の時代だ」。ある大学関係者はこう明かす。

 だが、出願件数の減少よりも気になるのは、大学が保有する大量の特許の7割以上が活用されずに眠っていることだ。特許庁は「大学発の特許は基礎研究にかかわるものが大半で、商品化に結びつきづらい」(担当者)と分析する。基礎研究が中心なのは海外の大学も変わらないが、米国の大学の特許収入は日本の100〜200倍にも上る。

 産学連携が盛んな米国の特許収入が突出し、英独仏と日本の大学が後を追っているが、「中国、韓国が急成長する可能性も」(大学関係者)との声もある。

 大学には国の科学研究費補助金1290億円(22年度)が支給されていることも忘れてはならない。国民の血税をムダにしないためにも、「宝の持ち腐れ」は避けねばならない。

(敬称略)

 「知財立国」を掲げる日本において特許戦略は欠かせない。第1部では国境を越えて過熱する特許競争の実態を紹介した。第2部では、日本の研究者の3分の1が集まる「知の宝庫」である大学に焦点を当て、知財を生かすための奮闘に迫る。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板