レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
他大学の試み
-
「事業丸ごと乗っ取られた」神戸大発ベンチャー、熊本大発ベンチャー提訴
2011.10.8 01:30
動物実験で薬剤の効果を確認する「非臨床試験」の受託事業を担当する研究員ら全員を引き抜かれるなどしたため事業が成り立たなくなったとして、神戸大発の医薬品開発ベンチャー「GMJ」(神戸市)が、熊本大発ベンチャーで試験薬開発などを手がける「トランスジェニック」(熊本市)=東証マザーズ上場=を相手取り、計約4億円の損害賠償を求める訴訟を神戸地裁に起こしていたことが7日、分かった。大学発ベンチャー同士の引き抜きをめぐる訴訟は異例。
GMJ社は平成15年に設立。非臨床試験受託や実験用サルの輸入販売事業を手がける。トランス社は10年に設立。14年に東証マザーズに上場し、神戸市内などに研究施設を持つ。
訴状などによると、両社は22年9月から非臨床試験受託事業で業務提携。GMJ社が持つ実験技術などを双方の薬品開発に生かす内容だった。ところが、15人程度の社員のうち、今年3〜4月にかけて、GMJ社の非臨床試験受託事業の本部長を務めていた元副社長や研究員計5人が相次いで退職し、直後にトランス社が雇用した。
GMJ社側は「元副社長らがトランス社と共謀し、事業の乗っ取りを画策した。製薬会社からの受注も奪われた」と主張。元副社長やトランス社の社長を背任罪で刑事告訴することも検討しているという。
一方、トランス社は同社のホームページにこの訴訟について「退職理由は従業員への不当な処遇などによる自発的なもので、損害賠償請求は合理性を欠く」と記載。産経新聞の取材に「研究チームにパワー・ハラスメントがあり、結果的に全員が退職に追い込まれた。訴状の内容やGMJ社の主張はまったくの事実無根だ」としており、全面的に争う方針という。
++++
大学発ベンチャー サバイバル時代へ 技術めぐる競争も激化
2011.10.8 01:30
大学の研究成果や知的財産などを基に起業する「大学発ベンチャー」は約10年前から急増した。しかしブームはすでに一段落しており、経営難に加えて、合併や業務提携が相次ぐなど淘汰(とうた)が進んでいるという。訴訟の背景には、大学発ベンチャーの技術をめぐる競争の激化がある。
文部科学省科学技術政策研究所の調査によると、21年度末までの大学発ベンチャー数の累計は2036社。平成10年の大学等技術移転促進法(TLO法)施行以降、設立が相次いだが、経営に不慣れな大学の教員らが経営者になることで資金繰りや運営が行き詰まるなどの問題が浮上し、14年度以降は会社清算や休業、廃業などに追い込まれるケースが増え、21年度は単年度で過去最多の34件にのぼった。
日本ベンチャー学会の田村真理子事務局長は「設立ブームが終わり、技術が評価されて企業と合併したり、大学発ベンチャー同士が業務提携するケースも出てきた」と指摘。「人材や研究内容を含めた技術はベンチャー企業の命であり、今後は激しい競争も予想される。今回のようなトラブルが起こりやすいサバイバルの時代になった」としている。
|
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板