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他大学の試み
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工夫重ね自主財源7割 知を拓く 釧路公立大学(中)
個性磨き全国から学生 2012/2/17 0:47
釧路公立大学は2012年度入学者の一般選抜の出願を締め切った。すでに選考が終わった推薦など特別選抜を含めた志願者数は1949人で前年度比9%増。小磯修二学長は「教育内容の密度の濃さや就職率の高さなど、これまでの努力を保護者や受験生に評価してもらえた」と説明する。
地域に政策提言するSCANの活動も特色の一つ(昨年12月)写真
■独自に高校訪問
18歳人口が減り、10〜11年度は志願者数が1790人余りにとどまったが、今回は5年ぶりに前年度を上回る朗報。これは大学を挙げ地道に取り組んできた対策と無縁ではない。
高校の進学相談会参加に加え、独自に教職員が8月から9月にかけ、国公立志向の強い道内や東北の約170校を訪問している。その際、釧路公大に進んだそれぞれの卒業生の進路を丹念に報告してきた。
おかげで「受験生が全国から集まっている」(小磯学長)。11年度の入学者308人を出身地別にみると、62%(191人)が道内。東北出身は25%(78人)で九州も1%(3人)いる。一方、同じ単科大学でも小樽商科大学は入学者492人(昼間コース)のうち、94%(463人)を道内が占める。
釧路公大の特徴の一つに安定した運営基盤がある。11年度の予算13億円のうち、入学金や授業料など自主財源の比率は70%に上る。公立大の全国平均33%(08年度)の2倍強で、公立大学協会の中田晃事務局長は「自治体負担が少ない優等生」と指摘する。
きめ細かな取り組みが実を結び、定員を確保。規模を考慮して比較すると「釧路公大の職員数は、国立大学の3分の2程度」(小磯学長)に抑えるなど、効率化にも工夫を凝らす。
開学時からの剰余金を積み立ててきた教育振興など2基金の存在も大きい。一部施設は老朽化してきた。大学は基金から約10億円を投じ、10年かけて改修を計画。自治体の方針に左右されず、計画的に教育環境を整えられる。
現在の運営基盤を守るためには、高校生をひきつける大学の「個性」が今後ますます重要になる。そのカギを握るのは「やはり地域との連携」と釧路市の蝦名大也市長は強調する。地域の課題に向き合う同大の地域経済研究センターの活動に刺激され、入学を目指す学生が少なくないからだ。
■地域に成果発信
帯広市出身の3年生、河野考博さんもその一人。高校生時代、同センターの研究論文を読み「ここなら実学として学べる」と受験した。将来の夢は「十勝に戻って農業分野で起業し、食を通じた地域の活性化に取り組むこと」という。
地域に向かって研究成果を発信する学生も現れた。昨年12月、釧路公大に道内の5大学から96人が集った。学生が地域に向け政策提言する「SCAN」の第2回合同研究発表会だ。テーマは道内の港湾や酪農、若者の雇用問題など16分野にわたり、市民も加わって約200人が耳を傾けた。
SCANは3年生が中心になって運営。50社近い企業を訪ね、協賛金を募るなど精力的に動く。下山朗准教授は「SCANは地域と学生、他大学とをつなぐ組織として動き始めた」と指摘する。同センター、SCANはともに「地域に結びつき開かれた大学」という建学の理念を具体化する取り組みだ。努力の積み重ねがその輪を広げている。
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就活支援、手取り足取り
大学院を持たない釧路公立大にとって、学生の就職率向上は大きな課題だ。2010年度の就職率は90%をわずかに割ったが、それまで7年続けて90%以上を確保。就職先も民間企業、公務員、農漁協など幅広い。
それを支えるのが教職員の支援体制。「小さな大学ならではの面倒見のよさ」(名塚昭事務局長)が特徴だ。夏場に企業100社以上を訪問。学生には、職員が携帯電話にメールで求人情報を伝え、通話で状況を聞き取りながら励ます。
就職活動する学生の6割が札幌を拠点にしており、今月1日にはJR札幌駅近くに支援拠点を設けた。
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