その若いアメリカ人男性が秋田教養大学に学生として通っていたことが判明した経過が面白い。私が日本人だと分かると、日本の大学に通っていたという話で彼は会話をスタートした。その大学名はAkita International Univesityだという。「秋田国際大学」と直訳すればなるので、凡人は多分日本で最近たくさん生まれている国際と名のつく地方の私立大学だろうと勝手に思い込んだ。ところでアメリカ人の白人がよりにもよって好んで行く日本の私立大学が秋田にあったかな?とふとそう思いはじめた。そこで興味本位にその大学のことを、いろいろと聞いてみたのである。秋田県にある私立大学の存在はまったく知らないが、秋田大学と秋田教養大学なら良く聞く。後者は設立されてから歴史は浅いが、アメリカの大学が母体とかどんな経緯で生まれたとかいろいろなことを記事を読んで知っていたのである。だがその時点では英語での名称は知らなかった。彼は秋田の自然のよさをあまりにも強調する。そこで凡人はその大学って山に囲まれたところにあるのですか。そうだという。そうですか、では学生はみな寮生活に入るところではないですよねと聞くとそうだという英語での返事。彼の話から、秋田教養大学のことを指しているが知れた次第である。秋田教養大出身の人物に出会ったことは日本人でもアメリカ人でも過去にないこと。彼が最初ということになる。