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985凡人:2017/06/27(火) 05:50:46 ID:43ozVO8k0
号館、学生が空き家活用にチャレンジ
1268号 (2017/06/13発行) 12面 リフォーム産業新聞

■3年目、ますます広がる交流の輪

 高崎経済大学の学生たちにとって、欠かせない場所になりつつある人気スポットがある。キャンパスから2〜3分の距離にあるコミュニティスペース「0号館」だ。実はこの施設、学生が中心となって、古民家を改修し、運営を行っている。運営団体である一般社団法人0号館の長井佳歩代表に話を聞いた。

写真=0号館 1)2)の状態の建物が、古民家の温もりを残した、コミュニティスペースへと生まれ変わった1)2)の状態の建物が、古民家の温もりを残した、コミュニティスペースへと生まれ変わった=
0号館 2)改修前は床も一部しかないような状態だった2)改修前は床も一部しかないような状態だった

■学生たちに交流の場を提供

 「0号館」は、築100年、20年以上放置されていた古民家を持ち主から無償で借り受け、リノベーションしたコミュニティスペース。「ただ学校と自宅を行き来するだけの生活はもったいない。学生が集まり、様々な交流を持てる場所をつくりたい」という思いからつくられた施設だ。実際、取材時にも6、7人の学生がコミュニティスペースで歓談していた。建物は、カフェスペースとコミュニティスペースから成る1階部分、会議スペースとギャラリースペースから成る2階部分で構成されている。1階部分は、学生同士や地域住民が普段から気軽に立ち寄り、交流するスペース。カフェでは1杯100円からドリンクを提供。コミックの共有棚などもあり、学生のちょっとした時間潰しには格好の場所になっている。さらに、不定期ではあるものの、「ばくだん焼き本舗」のたこ焼きなど、飲食店による出張販売も行われている。

 また、希望者に対する場所貸しも行っており、ゼミの打ち合わせから就活セミナー、各種ワークショップなど様々なイベントが開催されている。同団体が主催する年2回の「キャンドルナイト」は、100人以上が参加・来場するほどのにぎわいだ。

 現在の代表は3代目。新一年生7人を含む、40人規模の団体となっている。同団体は"コミュニティカフェ""居場所""イベント""地産地消"の4部会に分かれて活動。カフェスペースで提供する飲食物の企画やレンタルスペースの管理、イベント開催、地元の雑貨店の商品の委託販売などを行っている。

写真=0号館 学生らしく、コミックの共有棚も用意。また、雑貨の委託販売も行っている学生らしく、コミックの共有棚も用意。また、雑貨の委託販売も行っている

■補助金、クラウドファンディングを活用

 2014年の夏から改修に取り掛かり、15年の4月にオープンした。設立から運営に至るまで、高崎経済大学の学生団体が主体となって行っている。

 改修にかかった費用は約600万円。500万円を高崎市の空き家対策事業への助成金で、残りをクラウドファンディングによって賄った。改修工事自体は、「0号館プロジェクト」に共感した地元のほしかわ工務店(群馬県高崎市)の協力を得て行われた。

 元からあった梁や柱を見せたり、土壁で内装を仕上げたりと、古民家らしさを残しつつ、大きな吹き抜けや給仕用のカウンターを設けた。また、改修の前段階であるゴミ掃除や屋根の塗装など、学生でも可能な部分はメンバーが行った。

0号館 素人でもできる部位の改修には、学生も積極的に関わった素人でもできる部位の改修には、学生も積極的に関わった

 「古民家の雰囲気に魅了されてプロジェクトに参加しました。放置されていた空き家を活用して、イベントを企画し、実行することの達成感を味わえたのは貴重な経験。これまで以上に、地域の方が気軽に立ち寄れる場所にしていきたい」と、現代表の長井佳歩さんは話す

  オープンから3年目を迎え、地域の中での認知度も上昇。近隣の公民館から、お祭りの共同開催のオファーが来るなど、学生間だけでなく、地域の住民との交流もますます広がっている。

写真=0号館 建物の中心には大きな吹き抜けを設け、開放感のある空間を演出建物の中心には大きな吹き抜けを設け、開放感のある空間を演出




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