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高経大がわかるプログ・サイト

956凡人:2017/03/29(水) 08:36:28 ID:0ZaqCPPs0
【NEWご当地グルメ】
あり得ない! 梅ギョーザはだるま弁当を超えるのか 隠れた梅の名産地群馬・高崎の26農家が挑戦その味は?
017.3.28 14:00 産経

写真=さっぱりとした風味の梅餃子。タレを付けなくてもおいしい

 群馬・高崎市の隠れた名産品・梅を使ったギョーザとシュウマイ。納税返礼品にも指定されているが、年間販売個数はそれぞれ1万5千個、約4万個と伸び悩む。ホテルの料理長や餃子メーカーに加え、今度は高崎経済大の学生が加わり、販売拡大に乗り出す。梅ギョーザは高崎名物・だるま弁当を超えられるか―。

 高崎市の農家26人が研究会を作り、食の新ブランド開発に踏み出したのは平成23年4月のことだ。その年の夏、梅が候補に挙がった。

 高崎には何もないどころか、魚介類以外、大地から何でも採れる。ただ、これといった特徴がない。ならば、生産量全国2位の群馬で、県の3大梅林のうち2つを持つ高崎こそ梅の名所ではないか。で、何を作る? ほどなくギョーザという意見が出たが、割れた。

 「ギョーザに梅? あり得ない」。大反対の声を抑え、やってみようとまとめた塚越正敏さん(66)はシクラメンなど生花栽培が本業。26人は生産のプロだが、商品開発も調理も製造も未経験の素人衆。市内緑町のホテルナガイの料理長と太田市の餃子製造会社「金星食品」にレシピ考案や製造で協力を仰いだ。

 だがプロが加わっても、梅とギョーザの相性は難しかった。梅の塩分やクエン酸によって野菜から水が出て皮から染み出した。浸透圧である。野菜の水分を極力絞ったり、キャベツの量を増やし水分を吸わせたり、「本当に苦労した」(金星食品担当者)。

 発案から1年半後の24年暮れ、試作品はできたが、食べてみると、「失敗作かと思った」(塚越さん)。梅が引き立たず、ただ酸っぱいだけ。その後、梅の食感を出すためにカリカリ梅を練り梅と等量で混ぜ、塩分調整を行うなど何十回もの調整を経て、「これならいける」と販売に踏み出すまでに1年かかった。

 その名も「梅餃子」。焼きたてにかぶりつくと、肉のジューシーさの後から梅の風味がフワッと香る。高崎特産の梅はもちろん豚肉、鶏肉、ニラ、キャベツもすべて県産。生産者だけに、こだわった。

 高崎に限らず農家を取り巻く状況は厳しい。農産品の売値を農家が決められるわけでもなく、少しでも品物にキズがあれば売り物にもならず、「安く売ってナンボの世界。生産の苦労に見合う利益なんて出ない」(塚越さん)。TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)は二国間協議に代わりそうな気配だし、どちらにしても不安だらけだ。

 「だったら売り物にならない品を加工し、自分たちで名物を作って売ってやろう」。その思いに、料理長も金星食品もほだされ、“梅ネットワーク”に加わった。

 梅餃子は現在、高崎市の2つのJA直売所で販売、ホテルナガイで通常メニューに追加されている。富岡賢治市長の「うまい」のお墨付きで27年秋からは高崎市のふるさと納税返礼品にも指定された。年間販売数1万5千個。ただ、研究会でもあった「ギョーザと梅」への違和感からか、1年後にシューマイと組ませた第2弾「梅焼売(しゅーまい)」の方が、約4万個と売れている。やはり素人集団、違和感を覆せるPRや広報展開は後手に回った。

 そこで現在、慣れないHPを立ち上げ、通信販売を展開すべく新戦略を計画中。ホテルの料理長や餃子メーカーに加え、度は、地元の高崎経済大生も巻き込んで、販売の拡大策に乗り出す。
 (前橋支局 久保まりな)

 全国に誇れる高崎の梅

 あまり知られていないが、群馬は和歌山に次ぐ梅の生産量を誇る。県内3大梅林のうち「箕郷」「榛名」の2つが高崎市にあり、毎年3月には梅まつりでにぎわう。購入できるJAは、市内の筑縄店と群馬八幡駅前店。梅餃子12個入り、梅焼売15個入りで、ともに540円。イベントでも販売されている。




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