したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

高経大がわかるプログ・サイト

731凡人:2015/09/04(金) 08:20:30 ID:zll/WUzM0
■細く、長く続けることで地域に溶け込んでゆく

決して順風満帆なものではなかったけれど、3年間、地道に活動を続けてきた竹内さんの胸には、学生時代に憧れていた、ある友人の背中があったそうです。

竹内さん 学生時代の友だちが、高崎のまちづくりに熱い思いを持って取り組んでいて。街に溶け込むようにして、地元の人たちと広く深くつながりながら企画を形にしていっていたんです。

そんな彼を見て、当時から「こいつ、かっこいいな」、「自分もいつかやってみたいな」って憧れていました。

活動が迷走して悩んだ時期もありましたが、それでも「やめよう」と思わなかったのは、あの頃の憧れを、自分の街で、自分の行動でカタチにしたいという思いがあったからだと思います。

勤務先であるコミュニティラジオ局の仕事や、友人たちと手がける他の活動とも相まって、竹内さんは今ではすっかり前橋の有名人になりました。

今回の取材で商店街を一緒に歩いていても、「こないだはありがとね」、「うちでも今度式典やってよ」、「次は何やるの」と、次々にまちなかの人々に声をかけられる様子が印象的でした。
 
(写真)商店街を歩けば、5分に1回は誰かに話しかけられる竹内さん。今ではすっかり前橋の人気者。

うまくいかない時期もありましたが、細く長く、試行錯誤を続けるなかで、「式典プロジェクト」という前橋にぴったりの形を見つけ出した竹内さん。

シャッターがなくなる瞬間をお祝いする特別な時間でありながら、そこに”非日常感”はなく、前橋の人々の日常延長線上にある、あたたかいひとときとして溶け込んでいます。

「シャッタークエスト」を始めた当初は、なかなか地元の若者と出会えなかったそうですが、ここ数年で前橋へのUターン・Iターン移住者も増え、「前橋○○部」や「前橋駅前ままマルシェ」、シェアハウスやシェアオフィスなど、若者が手がけるさまざまなプロジェクトが盛り上がりを見せている様子。

竹内さんもラジオ局の仕事を続けるかたわら、さまざまな活動に参加し、「シャッターで遊ぶ」どころか、「前橋中で遊ぶ」といっても過言ではないほどです。
 
(写真)ここ数年で前橋へUターン・Iターンする若者も増加し、「シャッタークエスト」を始めた当初より、同世代の友人がずいぶん増えました。偶然出会った立ち話で、そのまま次の企画案が盛り上がることもしばしば。

肩に力を入れず、自分も、周りのみんなも楽しめる方法で続けていくこと。始めた当初の形態や一つの活動だけにこだわらず、日常生活に自然と溶け込んでいくまで試行錯誤を続けていくこと。

竹内さんの前橋での活動は、”ライフワーク”としてのマイプロジェクトの、一つの在りようを示してくれているように思えます。

あなたも、自分の住む街で、自分だけの「クエスト」を始めてみませんか。はじめの一歩を踏み出したあと、道に迷うこともあるでしょう。だけど、迷いながらも自分の足で探検していく日々は、きっと楽しいはずです。
5-5




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板