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720凡人:2015/08/22(土) 06:17:25 ID:qTuIL1.o0
Tokyo Food News Online/FOOD STADIUM特集
2015.08.20

ビール業界に精通する経済ジャーナリスト・永井隆の書き下ろしシリーズ企画連載開始!”ビール営業物語” vol. 4
【第4回】キリンビール「特殊部隊」に入った新人、安藤毅が動き出した…
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女性営業マンが多い「キリン特殊部隊」
 マーケティング部に異動した安藤毅は、第3のビール「のどごし生」のブランドマネージャーとなる。2013年秋、徳島から東京へと転勤した。のどごしはキリンの主力商品だ。
 その1年後、社内外で特殊部隊との異名をもつ広域販売推進の第2支社営業1部に異動。業務用営業の精鋭として抜擢される。部内では最若手だった。
「個性派揃いだ。怖い人というより、風変わりな営業マンが多い。また、女性が成果を上げている」
 安藤は、ぼんやりと思った。営業の世界は実力の世界だ。性別や年齢などは関係なしに、力のある人が高い成績を残していた。

 安藤のボスである部長の山本恭宏は、14年4月に着任したばかり。それ以前はキリンヨーロッパに3年間にて、欧州23カ国を営業担当していた。
 欧州に赴任する前は、特殊部隊に6年半在籍。キリンの伝説的な営業マンの一人だった。
 山本は安藤に言った。
「ここは、それほど厄介なところではない。たしかに、ライバル各社も同じような組織をつくり、大手外食や名店をめぐって我々とぶつかり合う。しかし、競合に勝つ奴と勝てない奴には違いがある」
「違いですか…」
「営業する相手様との、間合いをあけないことだ」
「いつも接していろという意味ですね」
「そういうことだ」
「山本部長、広域販推が営業対象にするのは、上場企業を含めた大きな会社ばかりです。僕が徳島で営業してきたのはみな、小さなお店でした。地域の中で、人と人とのつながりを大切にしていただきましたが、営業のやり方は違うのでしょうか」
「基本は同じだよ。大きなところも、小さなお店も。そして、営業先が大手企業になっても、経営トップには会うべきだ。難しくなるけどね」
「営業する上で、大切だからですか」
「それだけじゃ、ないんだ。企業はトップで決まる。トップがもっているビジョンの中身を知ることが、大切なんだよ。ビジョンに合わせて、我々は提案していくのだから。ビジョン、すなわちなぜ外食を立ち上げたのか、これから事業をどうしていく考えなのか、ホームページを読むだけではなく、できれば肉声で聞きなさい」
「はい…」
「一生懸命働く日本人は多い。だが、将来に対する明確なビジョンをもつ経営者は、意外と少ないのかも知れない。トップと接することでその人を、肌で感じるんだよ。もちろん、トップの人柄やビジョンの中身から、その会社の将来を我々営業マンは判断していく。現実に、いまは数店舗しかなくとも、将来成長していく会社はあるからね」
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