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三度の飯より、音楽が好き!

55闇夜の鮟鱇★:2010/12/20(月) 12:05:28 ID:???0
  ●●●2010年の音楽総評●●●(6/12)

録音状態が余り良くないのが残念なんですが、
全体の構造は、きれいに起承転結の四部に分かれていますね。
第一部の序奏では『ミー・ソドミーレド・ミー』というテーマを、
ルグランがソロで奏でますが、それを引き取って、
オスピーのソロがこのルグラン節を彼風にアレンジします。

第二部の展開部では、ベースとドラムスが加わって、
再びルグラン・オスピーの順に、トリオ演奏となります。
ここでは、二人の音楽の特質が良く現れていると思いますが、
ロマンチックなルグランに対し、オスピーのはずむような演奏が印象的ですね。
その後の第三部では、一転してベースのソロが挟まり、
最後の第四部は、二台のピアノが入り乱れる競演で幕を閉じます。

その場合、ひとつ気になったのは、
演奏後に二人が抱擁しあう場面なんですね。
通常こうした共演では、長々と抱擁しあうのが普通なんですが、
どういう分けか、ここではほんの一瞬、抱擁しただけで、ルグランが、
さっさと逃げるように立ち去ってしまう点が、非常に印象的でした。
『アレアレ、本当はこの二人、仲が悪いんじゃないの!?』
なんて、事情を知らない人は思うんじゃないでしょうか。


でも、演奏中のルグランを見ると、第一部の後半では、
鳩が豆鉄砲を食らったみたいな顔をしていますし、
第二部の後半でも、楽しそうに体を揺すってますからね。
この二人が仲が悪いなんてことはなさそうです。
むしろ、考えるべきはフランス人の行動パターンでしょうね。

結局、オスピーのトリオというのはあくまで『カナダ国籍』で、
この演奏会もカナダで行われたもののように思います。
そして、フランス人はカナダという国に関して、
かなりのトラウマを持っているみたいですね。
それは丁度、日本人が朝鮮半島にトラウマを持っているのと、
良く似ているかもしれません。

というのも、過去のカナダでの植民地戦争において、
フランス軍はイギリス軍に大敗を喫したわけですね。
その結果、カナダはイギリスの領土となり、独立した今も、
その国家元首はイギリスの女王がつとめているわけですね。


ですから、フランス人のルグランとしては、
請われてオスピーのトリオに参加はしたものの、余り、
その場に長居したくはなかったんだろうと思います。
それを裏返すと、フランス人が多少とも日本びいきであるとすれば、
それは多分、日本が東南アジアの戦争で一時、英軍を圧倒したこと、
特に、シンガポールの要塞を降伏させたことが大きいでしょうね。

ルグラン節が好きな人の為に、幾つかリンクをはって置きます。
  Les moulins de mon coeur(風のささやき)
  http://www.youtube.com/watch?v=uE7HbF_L8x0
  Un Parfum De Fin Du Monde(世紀末の香り)
  http://www.youtube.com/watch?v=zTtVFZOD_io
  シェルブールの雨傘(ハネケンとの共演)
  http://www.youtube.com/watch?v=HkChxPhYBK8

最初のレ・ムラン・ド・モン・クールは『我が心の風車たち』と言う意味ですが、
何故か、英語では『The Windmills of Your Mind』となるようですね。
『私の心の中で、あなたの名前が沢山の風車のように回っている』という、
中々素敵なイメージですが『風のささやき』が正式な日本語名のようです。
歌詞に合わせて、それに関連する写真を次々とつないでいく所は、
この手のネット・データでは、ごくあれふりた手法ですけどね。
ただ、このクリップでは、画面の切り替え方がいかにも手がこんでいて、
その辺に、フランス流のエスプリを感じさせると思います。


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