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三度の飯より、音楽が好き!

15闇夜の鮟鱇★:2004/10/09(土) 10:21 HOST:40.net220148226.t-com.ne.jp
(続き)
で、てっぺん付近について、ひょいと窓から外を見ると……
隣に別の尖塔が見えていて、何か文字が書いてある分けです。
それが『Hozanna in Exchelsis』とかあって、はっとしたんですね。
ネット上で捜してみたら、こんな写真がありましたが……
これでは、ちょっと読めませんかね!?
  http://www.h3.dion.ne.jp/~aqua21/image/Gau-top.jpg

南欧の言葉では頭のHは発音しませんからね、
『オザンナ イネクチェルシス』となりますよね。
これはロ短調で耳に残っていた『オサンナ・イネクツェーチス』
のことに違いないと気がついた分けです。

先にも述べたように、ヨーロッパ人でも、
インテリでもない限りラテン語なんて分かりませんからね。
これは仏教で言うなら、例えば般若心経の末尾にある
『ギャーテー・ギャーテー・ハラギャーテー』
みたいなものじゃないかと思います。(^^;)

この圧倒的な迫力の教会の尖塔に、
ロ短調のクライマックスの歌詞が埋め込まれていることに
私としては、かなりの衝撃を受けた分けです。
まあ、この教会にあの歓喜のメロディーはピッタリかもしれませんね。


南欧の都市の場合、町の中心にはかならず壮大な教会がありまして、
それをカテドラルという分けです。
その巨大な塔はかなり遠くからでも目立ちますからね、
放浪の旅なんかする場合に、これは良い目印になるんですよね。
このカテドラルは町の宗教的な権威を代表していて、
大体その町で一番偉い司教か何かがいるわけです。

で、実はバルセロナのカテドラルというのは別にありまして、
それはかなり古い建造物なんです。
それに対し、例の聖家族教会はまだ建築中で、
将来はこちらが新しいカテドラルになるとか聞きました。
それなら、いつかこの教会が完成した暁には再び訪れて、
その完全な雄姿を見たいものだと当然、私は考えた分けです。

ところが……あと何年位で完成するんですかと尋ねた所、
100年かかるか200かかるか分からないと言うんですよね!?
これは、とても私の生きている間には、
間に合わないなと観念しました。(^^;)


実は、この聖家族教会には地下室のような所があって、
そこに小型のミニチュアみたいなのが置いてあるんですね。
結局、そこで原形を作りつつ一つ一つの石の形を決めて、それに合わせて、
本体に積み上げる石を一個づつ金槌とノミで削っているみたいなんです。
ですから、何百年もかかるというのは当然かもしれませんね。

結局の所、パリのノートルダム寺院を始めとして、
こうした西洋の大規模な教会建築というものは、
大抵の場合、何世紀もかけて建設されているらしいですね。
でも、そういうスケールの大きさって、
日本人にはちょっと想像つきませんよね!?

日本では大抵の建物は、長くても5年もかかれば出来ちゃいますからね。
世代から世代へと受け継ぎながら何百年もかけて作るという発想は、
少なくとも日本人の思考の枠を越えてるような気がしました。
日本人の場合、長期的な思考といってもせいぜい10年単位ですよね。
100年単位で物を考えられる人なんて殆どいないだろうと思うんです。

でも、大陸的思考というのか、ヨーロッパ人の場合、
100年単位で物事を押し進めるというのに衝撃を受けました。
しかし……更に言うと、ユダヤの謀略というのは、
1000年単位みたいな気もしますからね。
ひょっとすると、上には上があるのかもしれません。(^^;)
その辺の話は、また機会を改めて別の所でしようと思いますが……。
(完)


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