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【新世紀】しんかいそく総合スレ 二号館【リアル】

245名無しの関学生:2010/08/09(月) 01:10:45
子どもの国民年金、手続き忘れずに
 子どもの住まいの確保、親側が遺せそうな資産を把握したら、ここからは子どもひとり期の生活設計に入ります。子どもの生活を支える上で、住まいと同様、大きなポイントになるのは、公的年金です。

 「ひきこもり=自分の意思で働いていない」というイメージをお持ちの方も少なくないのですが、「働きたくても、心の病気などで働けない」状態の人もたくさんいます。実際、ご相談者の中には、すでに「心の病」で障害年金を受給されている方も少なくないのですが、受給している障害年金のほとんどを貯蓄しているご家庭では、親が亡くなるまでに1000〜2000万円程度の貯蓄ができそうなケースもあります。障害年金が高齢期にも継続して受給できれば、生活費の不足額はひと月数万円に抑えることも可能。今まで貯めたお金と、親が持つ資産の取り崩しで、生活設計を成り立たせることも可能だとお伝えした上で、ご飯の炊き方を教えるなど、生活コストを抑える方法を検討していきます。

 障害年金を受給しているひきこもりの子どもがいる一方で、子どもの国民年金の保険料を滞納したままのご家庭もあります。国民年金の保険料を滞納していると老後の年金がもらえないだけではなく、障害年金を受給する権利も失ってしまいます。親側が年金生活に入っていると、お子さんの国民年金保険料まで支払うのは難しいため、所得に応じて保険料額が減免される「一部納付」や「申請免除」の制度を活用して、滞納だけは避けるようにうながしています。

 国民年金の受給額によって、生活費の不足額は変動します。公的年金は住まいと同じくらいお子さんの高齢期を支える上で重要な存在になることを意識して、滞納せずに支払ってもらうか、一部納付や申請免除を利用してもらうことが重要だと考えています。

親の思いをきょうだいへ伝えることも重要
 ひきこもりの子どもを持つご家庭向けの生活設計アドバイスはまだまだありますが、どのご家庭にも必ず検討してもらうのが、ひきこもっていない兄弟姉妹への配慮です。ひきこもっている子どもに関心が向けられ、親のお金も多く使われるため、兄弟姉妹間の仲が険悪になっているご家庭も少なくありません。

 とはいえ、親が亡くなった後、頼りになるのは兄弟姉妹ですから、「おまえ(達)にはさみしい思いをさせたはずだし、申し訳ないとも思っている。だけど、自分達が死んだら、頼りになるのはおまえ(達)しかいない。相続面でも、納得できない部分があるかもしれないが、家と預貯金の○○万円はあの子に譲りたいと思う。何とか許してもらえないか」など、親の気持ちをきちんとご兄弟に伝えておくことが重要だとアドバイスしています。

 親の気持ちを伝えても、兄弟姉妹が納得できないケースもありますので、その場合は、ひきこもっていない子どもを受取人にした保険に加入してもらう方法を検討します。年金生活に入られている世代の親御さんが多いため、親側の健康状態によって保険には加入できないと思っている方もいるのですが、一時払いで保険料を払えば、健康面での加入条件が緩和されるケースもあります。健康状態を正確に申告してもらった上で、加入を認めてくれる保険会社を探すなど、兄弟姉妹への相続対策も実行しています。

 ひきこもりの子どもが遺された場合、手続き面などでも頼りになるのは兄弟姉妹。成年後見制度(任意に後見人を指定できる制度)を利用する方法もありますが、コストがかかることを考えると、利用が難しいケースも多々あります。兄弟姉妹の協力が得られるか、まったく助けてもらえないのかも、ひきこもりのお子さんの生活設計を立てる際は、重要なポイントになっています。

【私のつぶやき】
 最近、「ひきこもり家族のライフプラン」というテーマで、講演やセミナーをする機会がとても増えています。先日、内閣府のある委員会において、今回ご紹介したような内容の講演をさせていただきました。「お子さんが収入を得られなくても、一生食べていけるプランを考える」という私の提案は、驚きをもって受け取られたようです。
 ただし、親側や支援する側には興味を持っていただけるアドバイスであっても、お子さん側の反応はイマイチ。「余計なことを親に教えるな」といった怒りのメールを受け取ることもあります。そのようなメールを見るたび、ひきこもりのお子さんの心の闇の深さを実感します。

プロフィール
畠中 雅子 (はたなか・まさこ)
 日本ファイナンシャルプランナーズ協会CFP。新聞・雑誌などに連載を持つほか、セミナー講師、講演、相談業務などをおこなう。2男1女。「子どもにかけるお金を考える会」を主宰。




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