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【パイロットに扮して侵入、窃盗】 白石歩容疑者(22)
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2007年 09月 04日 大空に想いをのせて
我々パイロット(運航乗務員)という仕事は、多くのかたの人命・財産をお預かりする仕事です。飛行機が好きな方もいれば、嫌いな方もいらっしゃいます。1秒でも早く目的地の到着したいという止むをえない事情をお持ちの方もいらっしゃいます。
私の乗務するボーイング777型機のなかで、私の会社は4種類の機材を運航しております。B777-200、B777-200ER(ERは航続距離延長型)、B777-300、B777-300ERの4種類です。基本資格は共通なので4種類すべての航空機に乗務します。B777-300型機では500名ものお客様の生命・財産を目的地までお届けします。B777-300ER型機では(国際線仕様のため3クラス)300名ものお客様を日本からはるかロンドンにお送りします。 かつては「ジャンボ」と呼ばれたB747型機が長距離路線の花形でした。2階席を持ち、特徴的なフォルムで親しまれた名機も現在は(エンジンが)4発機ということでコストの面からもフラッグシップとしての立場をB777に譲りつつあります。 4発機のB747に対し、B777はエンジン2発。その分大型で強力なエンジンを積んでおり、抜群の燃費性能でエコロジーに貢献しています。 現在B747の改良型でB747-8というモデルが計画中ですね。機体設計を一新し、燃費も向上させたもので、実用化できれば実に素晴らしい飛行機になるでしょう。 長距離路線を飛ぶ際、エンジンが2つであるのと4つあるのとでは、操縦する立場から考えても、安心感が違うからです。飛行機の世界も世代交代やコストカットが進んでいます。
すこし話が逸れましたね。 国内線の飛行機は通常私副操縦士と機長の2名で運航しています。500名もの命を訓練された2人の腕、頭脳と洗練された機体とフライトマネジメントシステムで力を合わせてお預かりしています。 時に天候という人知の及ばないものに左右されたり、機材トラブルという大変申し訳ない事情でお客様にご不便をおかけしたりする場合もあり、万事スムーズというわけには参りませんが、お客様を安全に目的にお届けする―これだけは私が空を降りる日がくるまで、一貫して厳守していきたいことです。いかなる理由においても、私のシップでは決して妥協はしません。機長という最高責任者とともに、自分も非常に重い責任を担うものとして、常に前を向いて、職務を全うして参ります。 お金をいただくということは、そういうことだと思います。自分の仕事に自覚を。責任を。そして生きがいを。前向きに、自分自身を向上させ、より良い自分に、より良い明日へ向かって。そして今日もお客様に笑顔で飛行機に乗っていただき、降りていただけるように。無事に目的地からのお仕事に迎えるように。お客様一人ひとりを、自分を支えてくれる方々の想いひとつひとつを、しっかりと背負いながら操縦桿を握り、大空を飛んでいきます。
ひとりひとりのお客様すべてに感謝の気持ちを込めて、ひとりひとりのお客様すべての生命と財産に責任を持って、空を志す方々の夢を背負う自覚を持って、私の空の仕事は始まったばかりです。
明日もまた―”cleared for take off!”
2007年 09月 03日 試験
日付が変わってしまいましたね。
いよいよ今日航空局の審査官を交えてILSの試験です。
ILSってのは精密進入装置という、オートパイロットで着陸進入をする装置なんですが、その精度でライセンスが分かれておりまして、その高度なCATⅢという資格の試験が今日あるのです。
この資格を取ることで国内では成田や釧路、熊本に心置きなくフライトができるようになります。
このCATⅢをとると、完全に前が見えなくても自動着陸で降りることが出来ます。その分求められる判断力や知識などが難しいのです。
さて、どうなるか―。 通常のフライトも緊張しますが、試験もある意味すごいプレッシャーですね。
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