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文学部さんいまあすかあ??
390
:
名無しの関学生
:2005/01/26(水) 00:48:07
バニラアイスを一口食べながらリクナビを開く。
そういえば「バニラ・スカイ」っていう映画があったっけ。
最初に見たのは…そう。下宿生で集まってパーティーをしてたときかな。
あの時は、あらすじすらスラスラ言えなかった僕。はっきり言ってよく判らなかった。
そう。違うことを考えながら見ることが出来る映画じゃなかったから。
現実と虚構が巧妙に入り混じって観ている観客を惑わせる。そんな映画だった。
記憶に残っているのは、モネの絵の空の色を「バニラ・スカイ」と表現していた会話。
そしてラストシーンの見事な「バニラ・スカイ」。それだけだった。
暫く経って、この映画をもう一度見る機会に恵まれた。
そのメンバーで行った海外旅行での出来事だった。
テレビに映し出された映像…自動車事故のそれは確実に僕の記憶を呼び覚ましていた。
日本語で観ていたときより英語で観ているときの方が判りやすい。
そんな皮肉めいたことを考えながら皆でわいわい言いながら観ていた。
その時もあの「バニラ・スカイ」は僕の脳裏から離れなかった。
その間には色々なことがあったけれど。
思えばその人の匂いも幽かにバニラだった。
何付けてんの?と聞いた僕の返答は「何も?」だったけど、
今でもその香りが別のところから漂ってくるたびに「嘘だったんだな」と思う。
思えばよく変なところで嘘をつく子だった。そんな所で嘘をつかなくてもいいだろう。
そんな事を思っていた。だけど、全てが嘘だった。
僕の虚構だった。
「バニラ・スカイ」とは、夜明け前のあいまいな空のことを言うらしい。
あの時僕を魅了したあの空は、僕の心を暗示していたのだろうか?
今、あの空を見たら、僕は一体何を思うのだろう?
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