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質問

258彰往考来:2011/12/31(土) 13:10:51

>255 質問者さん

御本尊で天台と伝教のみがお出ましになるのを二師勧請、天台と伝教に加えさらに竜樹と妙楽の四師がお出ましになるのを四師勧請といいます。さらに章安と天親もお出ましになるのを六師勧請といいます。六師勧請の御本尊は日興上人の御本尊に多いですが日蓮聖人の御真筆御本尊では公開されている127幅中2幅のみです。但し、松本佐一郎師が「十界の列衆ばかりに気をとられて肝心の中尊研究が閑却されているようだ。これでは妙曼(注:妙本曼荼羅の略)研究にならない。」(『富士門徒の沿革と教義』昭和54年復刻、大成出版社、273頁)と指摘しているように二師勧請であるか四師勧請であるかを議論するのは枝葉のことで二師勧請の御本尊も四師勧請の御本尊も本尊としての違いはないといえます。
これにて回答終わりとするのではあんまりなので、ここではあえてその枝葉の議論に踏み込みます。
まず「通常は四師とされている」という貴殿のご意見ですがなにを持って「通常は」とされているのでしょうか。
柳沢宏道師の『石山本尊の研究』(平成9年、はちす文庫)によれば日顕師の御書写された御形木御本尊はお守御本尊と導師本尊を除き三種類確認されています。昭和五十三年十月十月十三日御書写(二師勧請)、昭和五十五年六月二十一日御書写(二師勧請)、昭和六十年三月吉日書写(四師勧請)の三種類です。また日達師が昭和四十一年一月一日御書写された御本尊は二師勧請です。従いまして「通常は四師勧請」ということではありません。


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