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質問

146問答迷人:2011/08/06(土) 20:14:00

>問答迷人さんは、神社仏閣に対してどう対処されますか。

この課題には、立正安国論における日蓮聖人の御考えを理解することが先決だと思います。立正安国論の該当箇所を引用します。

「倩微管を傾け、聊か経文を披きたるに、世皆正に背き人悉く悪に帰す。故に善神国を捨てて相去り、聖人所を辞して還らず。是れを以て魔来り鬼来り災起り難起る。言はずんばあるべからず。恐れずんばあるべからず。」

この短い文章の中に日蓮聖人の基本的な御考えが網羅されていると思います。先ず、人々が正法に背き、悪法に帰依すると、『善神』という国土が人々を守る働きが失われ、『聖人』という社会が人々を安泰に導く働きが損なわれる。そして、『鬼』という「国土が人々を襲う天災」が盛んになり、『魔』という「社会が人々を様々な困難に陥れる人災」が盛んになる。

このような立正安国論の日蓮聖人の御考えを受けて、日興上人は次のように原殿御返事に記されています。

「殊にいたく此の国をば念仏真言禅律の大謗法の故大小守護の善神捨て去る間、その後の祠(ほくち)には大鬼神入り替わりて、国土に飢饉、疫病、蒙古国の三災連連として国土滅亡の由、故に日蓮聖人の勘文関東の三代に仰せ含ませられ候い畢んぬ、」

ここに示された『人々が仏の正法に背いて悪法に帰依すると、善神が去りそこに鬼神が入れ替わる。』という日興聖人のお考えは、立正安国論に見られる日蓮聖人のお考えと基本的に同じと考える事が出来ます。原殿御返事にはさらに次のようにも述べられています。

「いかに謗法の国を捨てて還らずとあそばして候守護神の、御弟子の民部阿闍梨参詣する毎に来会すべしと候は、師敵対七逆罪に候わずや」(謗法の国を捨てた善神が、『日蓮の弟子が参詣すれば、その都度神社に戻ってくる』等というのは、日蓮聖人に対する師敵対である。)

日興上人は、『一つは悪法に帰依してはならない。もう一つは国中の人々の悪法帰依が原因で鬼神の棲家となってしまった神社には参拝してはならない。』と教えらたと思います。

以上の事から、日蓮法華信徒は、『念仏真言禅律の大謗法の仏閣に参詣してはならないし、さらに日本が正法帰依の国になるまでは、神社に参詣してはならない。』という事になると思います。

近所や親戚の付き合いで行くのは、これは、信仰とは基本的に関係のない『御付き合い』なので問題はないですが、その時も周囲の人に「寺社詣で」と取られないような配慮は必要かと思っています。


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