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身延相承書と池上相承書について
182
:
れん
:2008/02/06(水) 20:14:38
私が所持する富要の申状見聞の当該箇所の読みは「正慶二年より明応八年迄百六十七年奏する人これ無しこれに依って日目門下にも何にも此の状を日中に読み奉らず、爰に日要これを奏す争かこれを疑ふべけんや」となりますね。
他山の教義で自山に都合のよい部分をチョイスして平然としている石山の我田引水ぶりは独歩さんの示される通りです。
戒壇本尊と称する彫刻を作成するに至る動機は保田の万年救護大本尊や北山の本門寺大堂本尊の存在にありましたでしょうし、唯授一人血脈相承なるものを殊更に高唱するにいたった理由も、日目の跡を継承した保田妙本寺より優位に立とうとする意識によるものでしたでしょう。
ここで改めて気付くのは、やはり石山門徒の祖である日道は、日興・日目から受け継いだ日蓮自筆の漫荼羅が無かったということですね。そこが後の石山の数々の捏造の出発点であったと思えてなりません。
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