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つぶやきすれっど2
2442
:
犀角独歩
:2007/07/07(土) 08:08:40
再挑戦者さん
ご友人のご逝去を悼み、ご冥福をお祈り申し上げます。
貧道というのは、ある面、修行のようだとわたしは思います。
少なくとも日蓮にはそのような考えがあったでしょう。
真蹟を残しませんが、『四菩薩造立鈔』に
「日蓮は世間には日本第一の貧者なれども、以仏法論ずれば一閻浮提第一の富者也。是時の然らしむる故也と思へば喜び身にあまり、感涙難押、教主釈尊の御恩報じ奉り難し。恐くは付法蔵の人々も日蓮には果報は劣らせ給たり。天台智者大師・伝教大師等も及給べからず。最四菩薩を建立すべき時也云云。」
なにより『開目抄』に
「般泥亀経云 善男子過去曽作無量諸罪種種悪業。是諸罪報О或被軽易或形状醜陋 衣服不足 飲食麁疎求財不利生貧賎家邪見家或遭王難及余種々人間苦報。現世軽受斯由護法功徳力故等[云云]。此の経文日蓮が身に宛も符契のごとし。狐疑氷とけぬ。千万難由なし。一一の句我が身にあわせん。或被軽易等[云云]。法華経云 軽賎憎嫉等[云云]。二十余年が間の軽慢せらる。或形状醜陋。
又云 衣服不足。予身也。飲食麁疎。予身也。求財不利。予身也。生貧賎家。予身也。或遭王難等。此経文人疑べしや。法華経云 数々見擯出。此経文云種々等[云云]。斯由護法功徳力故等者摩訶止観第五云 散善微弱 不能令動。今修止観健病不虧動生死輪等[云云]。又云 三障四魔紛然競起等[云云]。」
また『撰時抄』に
「法華経の行者は貧道なるゆへに国こぞつてこれをいやしみ候はん時、不軽菩薩のごとく、賢愛論師がごとく、申つをら(強)ば身命に及べし。此が第一の大事なるべしとみへて候」
「法華経の行者は貧道」とは、名言の極みと存じます。
御筆漫荼羅の写真を拝まれているとのこと、これはたしか顕正居士さんがご紹介くださった日蓮を信奉する外国の人々の流行「Download-Honzon」といったことと一脈通じますね。
わたしは個人的に漫荼羅正意から導かれる漫荼羅本尊観は日蓮の考えとは違っていると考えています。日蓮が漫荼羅を書いたのは、一念三千を裹む妙法蓮華経の五字を授与するためであったと思うからです。一念三千とはつまり仏因・仏果ですから、その授受は成仏のためでしょう。日蓮は弟子に漫荼羅の書法を教えたかどうか、どうやら教えなかったようにも思えますし、教えたのかも知れません。それはともかく、しかし、妙法五文字の授与という儀式制は継承されたでしょう。久遠本仏所有・妙法蓮華経―上行所伝―日蓮所伝―継承方式漫荼羅図示【授与】
漫荼羅を本尊として拝むかどうかというより、“日蓮から妙法五文字を書き与える儀式を継承した者が、自分のために書き与えてくれた妙法五文字であること”に、実は重点があるのではないでしょうか。
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