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法華経について
300
:
一字三礼
:2008/06/16(月) 21:45:44
犀角独歩さん
〉無量寿、寿量ともに仏が果報として得た長い寿命を指すのだと考えていました。
仰るとおり、後代の教学では『仏説無量寿経』の如来を‘報身仏’(saṃbhoga-kāya)として考えます。
ところが、先に記しましたように、この経典の古訳では、阿弥陀如来は長寿ではありません。
この『仏説無量寿経』の中心的主張は、明確です。
本願を誓う以前、最初に法蔵比丘は、世自在王如来に諸仏如来の仏国土の勝れた特徴について、詳しく説いてくれるように頼みます。世自在王如来は、最初「そんなの自分で調べれば?」と無碍に断りますが、結局詳しく教えました。
その教わった全ての仏国土の情報を基に、最も優れた仏国土を建設することを考えたのです。つまり、法蔵比丘の本願の中心は、第十八願などではなく、極楽浄土建設でした。
その本願力によって完成した、もっとも勝れた浄土なので、極楽浄土は、阿弥陀如来が般涅槃した後にも、他の如来たちに受け継がれるという金剛不壊という特質を持ったのでしょう。
ここから『仏説無量寿経』の趣旨は、法蔵比丘が偉大な本願を立て、そのための長い修行をした結果、極楽浄土という最も勝れた仏国土を建設したということに力点が置かれているのです。
これは‘報身’ならぬ‘報土’思想と呼ぶべきでしょう。
ちなみに、『仏説無量寿経』という経題は、中国での命名で、梵名は『Sukhāvatī-vyūha』(極楽の荘厳)です。
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