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法華経について
3
:
いちりん
:2002/08/29(木) 17:59
『法華経』が説かれたのは、霊鷲山だ。浄土三部経も、霊鷲山で説かれている。さらには、禅宗で語り継がれている、拈華微笑の法門も霊鷲山だ。
その意味では、天台宗、日蓮宗、浄土宗、浄土真宗、曹洞宗、臨済宗などとの日本仏教にとって、きわめて大切な地が、この霊鷲山である。
さて、その『法華経』であるが、その説法の、会座には、おびただしい数の聴衆が参列する。
序品には、「大比丘衆、万二千人」「学無学、二千人」「菩薩摩訶薩八万人」「「釈提桓因、其の眷属二万の天子」「自在天子、大自在天子、其の眷属三万の天子」……とキリがないのでやめるが、なにしろすごい数。まあ二十万人〜何百万人くらいだろうか。
しかも、人間ばかりではない。菩薩から天界の神々から、修羅とか竜王みたいなものから、いろんな衆生が集い来ていた。文字通り読めば、ものすごく広大なスペースが必要になる。
ところが実際に、霊鷲山の山頂に行くと、せいぜい数十人くらいが座れるスペースしかない。高く険しい山でもなく、サンダル履きでわりと簡単に登れてれてしまう。途中まで私はロバに乗っていったが。
隣の山は、霊鷲山よりも高い山で、リフトなんかがついていて、インド人の観光客はそちらに行っていた。その山の山頂には、日本山妙法寺のお寺があって、一日中、太鼓叩いて南無妙法蓮華経と唱えていた。インドの人たちは、霊鷲山にはほとんど思い入れもないから、日本山妙法寺のお寺の方が珍しいみたいだ。
「霊山一会厳然未散」(霊山一会、厳然として未だ散らず)
「常住此説法」(常に此に住して法を説く)
このように釈迦が法華経で説いているので、法華に縁のある人は、霊鷲山はとても思い入れがある山だ。ま、しかし、実際に行くと。やはりイメージは崩れてしまう。
インドの人たちは、シヴァ神とか偉大な神々は、ヒマラヤに住んでいると思っている。
カイラス山とか、カンチェンジュンガとか、やはりすごい。
サンダル履きで登れる霊鷲山とちがって、かたや8000メートル級の山だ。ヒマラヤの頂を遠くから眺めていると、なるほどなあ、たしかに神々しい。神さまがほんとに居そうだわいと感じる。
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