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法華経について
279
:
一字三礼
:2008/06/11(水) 16:23:22
『無量寿経』は、その成立以後に、『法華経』寿量品の影響を強く受けた経のひとつではないかと思います。
『無量寿経』は、異訳が五本現存するのですが、その訳出年代で内容が異なります。そこで、五本の訳本を大きく二つに分けて初期無量寿経と後期無量寿経と呼びます。
初期無量寿経に属する『無量清浄平等覚経』と『仏説阿弥陀三耶三仏薩楼仏檀過度人道経』(通称『大阿弥陀経』)では、阿弥陀如来の寿命が尽きて般涅槃に入ることが説かれます。そこで、法と極楽世界を、次に成道する観世音菩薩に付嘱、観世音菩薩の次は、勢至菩薩が成道して引き継ぐとされております。
この初期無量寿経を通称で‘無量寿’としておりますが、上記の『無量清浄平等覚経』では、阿弥陀(量ることができない)がかかるのは、寿命ではなく、‘清浄’です。また、『仏説阿弥陀三耶三仏薩楼仏檀過度人道経』は、Amita-samyaksambodhi-sarva-buddhaを音写したものと考えられますので、阿弥陀は、‘正等覚’にかかります。
つまり、初期無量寿経では、阿弥陀如来は無量の寿命を持っていなかったことになります。
ところが、顕正居士さんがご紹介くださった、『仏説無量寿経』や、『大宝積経』「無量寿如来会」・『大乗無量寿荘厳経』などの後期無量寿経になると、ほとんど無量の寿命を得るにいたるのです。
また、阿弥陀如来の成道後の寿命が延びるだけでなく、法蔵比丘の師である世自在王如来の在世もどんどん過去に遡っていきます。
これは、寿量品の内容に触発されたせいではないか、と考えます。
たまに、‘無料’寿仏という誤変換があると、なんか楽しい気分になります。
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