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法華経について
233
:
顕正居士
:2008/05/18(日) 17:51:01
>久遠実成の理由付けのために、地湧の菩薩が書かれていると思います。
久遠をあらわすためだけの役目だから特に性格が設定されていない。だから以後にこれらの菩薩の物語が作られる
こともなかったのでしょう。それで日蓮がなぜ湧出品の菩薩に注目したかと考えると具体的な物語がある菩薩では
ないけれども、如来蔵心に本源的に具わる菩薩と解釈したからでしょう(「我等が己心の菩薩等なり」本尊抄)。
日本天台は中国天台と異なり円密禅戒四宗倶伝で、特に東寺に対抗して独自の密教を構成することに努力をした。
したがって「真空妙有」の立場での法華経の解釈を発達させた。迹門は始覚、本門は本覚を説くと考える。
「帰命本覚心法身 常住妙法心蓮台 本来具足三身徳 三十七尊住心城」(本覚讃)。
如来蔵心に本源的に具わる諸尊を描くのが天台密教の法華曼荼羅で、日蓮はこの菩薩部を湧出品の菩薩に取替えた。
ただし本化四菩薩を配備した様式は日蓮と同時代に別に存在したようです(蓮華三昧経の本文)。
*真空妙有
仏は「有、空、不空」の順に説かれたという教判がすでにインドでできた。最高の教えは不空=真空妙有だとする。
後期大乗経典や密教の立場。中国天台は法華経の「人開会」を除けば般若経以上の教えはないとするのでこれらの
経典は全部「方等部」に放り込むのが正統的教判。ただし智邈の時代には密教経典はまだ伝来していない。
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