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法華経について
226
:
顕正居士
:2008/05/13(火) 21:35:19
法師品に「如来の座とは一切法空是れなり」と示されますが、衣座室三軌を更に広説した安楽行品は十八空
を示します(「般若経開会の文は安楽行品の十八空の文なり」・一代聖教大意)。空の思想と菩薩道は不離
の関係にありますが、法華経は菩薩道の渙発を表にし空思想を裏側にしています。その空の思想は般若経と
同一と考えますが、後世には「真空妙有」の立場での解釈がなされ得ます。ただし天台家はこの観点を採用
しません。「法開会」は般若経で済んでいるとします。
ところで日蓮は止観において始めて一念三千の数量が整足したといいますが、「一念三千とはなにか」の20
に挙げたように玄義ですでに整足しています。日蓮には法華経や玄文と明らかに相違した説がありますが、
祖師絶対化のため修正が図られず他宗との議論が不可能で、この宗のモットオと逆さまに内向きの派閥抗争
のみして来ました。まずは法華経の文章から見直すことが必要ですね。
また文献の成立の過程を推量できなかった時代と異なり、今日の「会通」は時間的な思想発展という観点が
求められます。
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