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法華経について

196一字三礼:2008/05/06(火) 10:11:49

〉〉192
〉法華経は最初は方便品だけが成立し後に次々に増広されたという説が有力です。

厳密に検証しますと、方便品の偈文にも増広の後がみられますね。

でも現在では、『法華経』二十八品(二十七品)が、異なる思想を付加増広して、編纂を繰り返して成立した経典と考えないのは、日蓮系の学者風坊さんだけでしょう。

方便品で仏の得た法として使われる、「無量・無碍・力・無所畏・禅定・解脱・三昧」等は、「四無量心・四無碍智(弁)・十力・四無所畏・四禅定・八解脱・三三昧」という部派仏教で使われる教学そのものです。最初期大乗仏典である『法華経』の中でも『原法華経』、乃至は中心教説と考えられる方便品では、これら部派教学を無批判で採用します。ここら辺が部派教学を‘空’で否定する『般若経』系と大いに異なる点でしょう。

ところが、同じ『法華経』といっても陀羅尼品などは、夜叉・羅刹等の神霊固有の呪文を唱えることで、これら鬼神達が加護や利益を約束するという呪術で成り立っている品です。この陀羅尼品の内容は、所謂、大乗仏教後期に発生し、密教経典が出る過度期の「作のタントラ」(Kriyā-Tantra)とほぼ同様です。

方便品の思想と陀羅尼品のそれとを比べますと、その思想の成立年代には、少なく見積もっても200年以上の隔たりがあると考えられます。当然、同じ思想集団がかかわり、編纂したものと考えることはナンセンスです。

『法華経』二十八品(二十七品)全体を一経、一思想と考えることは、日蓮真筆遺文に、写本・偽書・相伝書に弟子達の著作を含めたもの、全てを‘日蓮の思想’と考える以上に乱暴なことでしょう。


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