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本尊と曼荼羅
522
:
犀角独歩
:2006/03/19(日) 12:13:03
顕正居士さん
520、521にご教示、有り難うございました。
「漫荼羅設計図説」と仮に名付けさせていただくこととしますが、こうなりますと、現存130幅に及ぶ、それぞれの弟子に授与した漫荼羅は、みな設計図であったということでしょうか。
また、仮にこのような壮大な立体像群を造ったとき、仏菩薩諸尊の形貌は仏師が巧みを凝らせばよいと思いますが、塔中の妙法蓮華經ばかりは、日蓮筆でなければ画竜点睛を欠く思いがあります。この文字は漫荼羅となりましょうか。
以前、この文「塔中妙法蓮華經」に就き、宝塔内の妙法蓮華經は法華経典ではないかと、わたしが提案したところ、問答名人さんは妙法五字であると意見が分かれた経緯があります。法華経典元来の全体の趣旨には経典崇拝(聖典崇拝)という文化背景をわたしは感じる故にこのような提案をなしたのですが、しかし、『本尊抄』の趣旨からすれば、日蓮においては上行初伝の妙法蓮華經五字が趣意があるわけで、そのように見なさないと末法の始め500年に始まる先代に異なる本尊義とならないことになります。
その意味で問答さんのお考えは至当であることになります。また、今回は、日順説を宜しくご説明くださったご教示に接し、説得力は感じるところですが、もし本門戒壇堂仏像群の設計図であれば、一幅あれば事足りること、また、首題は乎やり、日蓮筆であるべきことと、わたしには思えながら、複数の漫荼羅が現存し、かつ、妙法五字のみの染筆がのこらないという点は、どのようなご説明となるのか、重ねてご教示を頂戴できれば有り難く存じます。
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