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本尊と曼荼羅

520顕正居士:2006/03/19(日) 00:23:14
其本尊爲體本師娑婆上寶塔居空。塔中妙法蓮華經左右。釋迦牟尼佛。多寶佛。釋尊脇士
上行等四菩薩。文殊彌勒等四菩薩眷屬居末座。迹化他方大小諸菩薩。萬民處大地如見
雲閣月卿。十方諸佛處大地上。表迹佛迹土故也。如是本尊在世五十餘年無之。八年之間
但限八品。正像二千年之間。小乘釋尊迦葉阿難爲脇士。權大乘竝涅槃法華經迹門等釋尊
以文殊普賢等爲脇士。此等佛造畫正像。未有壽量佛。來入末法始此佛像可令出現歟。

「此佛像」は明らかに十界曼荼羅を述べています。「小乘釋尊」以下は、法華曼荼羅を画き、
一部を仏像として造っても、本化の四菩薩は画かれず造られなかったことをいうのであって、
一尊四士が「此佛像」ではない。では文字の十界曼荼羅が直ちに「此佛像」かというと、そう
ではなく、画像、木像として画き、造るという意味で、つまり文字の曼荼羅は設計図である。
そのような大造像が幾回もできるはずがないから、本門戒壇堂のことと日順は解釈したので、
これは原殿御返事の趣意に一致すると考えます。

本尊は「境」であり、題目は「智」であります。法華経の題目を本尊とせよというのは、もっとも
簡略するなら塔中の妙法蓮華經になります。ただし法華曼荼羅は前代からあるのですから、
本化の四菩薩を造るべきではある。けれども一尊四士には塔中の妙法蓮華經がないから、
一塔両尊四士のほうが本尊抄の文、又それを具体に表現した妙法曼荼羅の趣旨にかなうと
おもいます。


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