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本尊と曼荼羅

374問答迷人:2005/05/15(日) 06:31:49

一大秘法

『三大秘法』の成句は、真蹟遺文には見当たらず、後世の成立かも知れません。ただ、曾谷入道殿許御書(文永十二)に、『一大秘法』の文言があります。

『大覚世尊、仏眼を以て末法を鑒知し、此の逆謗の二罪を対治せしめんが為に一大秘法を留め置きたまふ。所謂、法華経本門久成之釈尊・宝浄世界の多宝仏、高さ五百由旬、広さ二百五十由旬の大宝塔之中に於て二仏座を竝べしこと宛も日月の如く、十方分身の諸仏は高さ五百由旬の宝樹の下に五由旬之師子の座を竝べ敷き、衆星の如く列坐したまひ、四百万億那由他之大地に三仏二会に充満したまふ之儀式は、華厳寂場の華蔵世界にも勝れ、真言両界の千二百余尊にも超えたり。』

この文意は、三仏を以って、『一大秘法』と述べているかのごとくです。もう一箇所、同じく、曾谷入道殿許御書に次のように有ります。

『爾時に大覚世尊寿量品を演説し、然して後に十神力を示現して四大菩薩に付属し給ふ。其の所属之法は何物ぞ。法華経之中にも広を捨て略を取り、略を捨てて要を取る。所謂、妙法蓮華経之五字、名体宗用教の五重玄也。例せば九苞淵之相馬之法には玄黄を略して駿逸取る。史陶林之講経之法には細科を捨てて元意を取る等云云。加之、霊山八年之間に、進んでは迹門序正之儀式に文殊・弥勒等の発起影向之聖衆にも列ならず、退ひては本門流通之座席に観音・妙音等の発誓弘経之大士にも交はらず。但此の一大秘法を持して本処に隠居する之後、仏の滅後正像二千年之間に於て未だ一度も出現せず。所詮、仏専ら末世之時に限りて此れ等の大士に付属せし故也。』

この文意では、『妙法蓮華経之五字』を以って、『一大秘法』と述べているように取れます。

この二文を総合的に考えると、一大秘法とは、

本門の本尊→久成之釈尊・宝浄世界の多宝仏・十方分身の諸仏。

本門の題目→上行所伝の妙法蓮華経の五字

この二つの内容を含み、この様に二つに分かたない未分の状態を『一大秘法』と表現されたかに取れます。なお、字像曼荼羅は、この二つを含み、しかも、二つに分かたずに表現されていますから、この曾谷入道殿許御書に述べられた『一大秘法』を表していると思います。


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