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本尊と曼荼羅
246
:
問答迷人
:2005/05/07(土) 15:58:25
本尊抄の本文には次のような文があります。
『草木の上に色心の因果を置かずんば、木画の像を本尊に恃み奉ること無益なり。』
ここで言う『本尊』とは、信仰の対象であり、木像、或いは画像の仏像を言うと思われます。注目すべきは、「本尊に恃み奉ること」という表現です。ここに於いて、本尊とは、『木像或いは画像で、恃み奉るべき対象』という事でしょう。別な言い方をすれば、偶像と取れるような物理的存在をさしていると思います。
『蓮師は摩訶止観等を明鏡として、本尊を観心したのでしょう』という表現からは、このような物理的存在としての『本尊』の姿は覗われません。『如来滅後五五百歳始観心本尊』とは、何らかの物理的存在で、しかも、一念三千の観心を成就する為の明鏡としての役割を果たす存在を指すのだと思います。
それが、字像曼荼羅なのか、一尊四士の仏像なのか、という事では有りませんか。
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