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日蓮聖人と真言密教

45川蝉:2002/07/10(水) 11:45
阿弥陀如来の起源

大日如来の話題から、阿弥陀如来の起源にも及んでいますが、阿弥陀如来の起源については岩波書店刊・藤田宏達著「原始浄土思想の研究」が出色ですね。名著と思います。(ただし、その後、藤田説に対する批判が出ているかどうかは知りません。あったら教えて下さい)
藤田宏達教授は、
外来起源説を紹介したあと、
「太陽神崇拝思想は最古のリグベーダ以来有るし、仏教原始経典以来言及されているから、イランの思想を持ち出さなければ説明つかないというものでもない。
イランのミスラ信仰が紀元前後にもたらされたこと指摘されているごとくであるが、それによって同一視するのはあまりにも便宜的でなかろうか。アミターバはともかく、アミータユスが太陽神と結びつくか否かについては、沈黙を守るか別の説をたてていることから見ると、おそらく無理なのであろう(取意)」
と論じ、
「ゾロアスター教起源説の学者は、言葉の類似を説くが、両者の具体的関係の論証はなされていない(取意)」とし、つづいてゾロアスター教起源説の不備な点を細かく検討しています。

続いて、阿弥陀仏の原語並びに本生説話から起源を探っています。アミータユスの由来については、
「仏の寿命無量をとくことは初期大乗経典としては浄土経典に限ったものでなく、またすでに原始仏教において、その由来を求めることが出来る(取意)」
とし、またアミターバの由来については
「アミターバという言葉そのものは由来をたどることができないが、仏と光明との結びつきということになれば、すでに原始経典にかなりの資料を見出すことができる。(取意)」
と論述し、

「アミータユスにしてもアミターバにしても、原始仏教の仏陀観に由来を求めることができるが、しかし、原始仏教の仏陀観が、阿弥陀仏を成立せしめる直接の素材となったという意味ではない。
そこに至までには、仏陀観の発達を考慮しなければならない。(取意)」
と論じています。

「インドにもたらされた外来思想とまったく無関係に阿弥陀仏の思想が成立した、と言い切ることは無謀であろう。しかし、検討した如く、外来起源説が、いずれも積極的に承認されない以上、このことは決して誇張されてはいけない。阿弥陀仏の思想にとっては、外来思想はやはり傍流と云うべきであろう。このように見てくると、阿弥陀仏の思想はまさしく仏教の本流の中に位置づけられると考えられるのである(取意)」
と論じています。


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