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『日蓮大聖人が御本仏である』という教義について

747空き缶:2004/06/30(水) 23:31

 開目抄について

 日蓮正宗圏では、開目抄最後の「日蓮は日本国民の諸人にしうし(したし)父母なり」の文をもって、日蓮聖人が末法の主師親の三徳を具えた本仏であると唱えます。

 この思想も、もとはといえば隆門からの輸入ではないかと思います。日隆師は数々の著作を残される中で、16篇の御書の文段も残されました。
 この内「開目抄文段」では最後の部分を「惣じて本門八品、南無妙法蓮華経、三徳有縁の久遠釈尊、末法の慈父上行薩埵人界応同主師親の日蓮大士の開目を結す」と題しており、該当個所の本興寺第七祖日存師の真写本には「諸人にしたし父母也は、主師父母也」との註が入っています。

 京都要法寺は日大師以降、中古天台の巨匠といわれる直兼法印の影響を受け、中古天台流に日蓮聖人の御書を解するようになったといわれています。その影響は日像門流にも及び、ここに日隆師の「御書根本」の本門教学が生れ、台当両家の違いを明確にする体系化があったのではないかと思います。
 
 しかし、中古天台の本覚法門を破折した日隆師の教説がもととなり、日蓮本仏論が生れたのでは本末究竟しませんね。


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