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『日蓮大聖人が御本仏である』という教義について
572
:
ガンコ
:2003/09/15(月) 11:39
種脱相対の魅力(エッセイ) 前編
何て呼んでいたものか忘れてしまったが、誰しも子供の頃に一度や二度は遊んだことがあるだろう。砂場などで砂を手でかき集めて富士山のように盛り上げ、そこに棒を差し込むのである。それが段取りであるが、あとはかわりばんこに砂をかき取っていくのである。やがて棒は支えを失って倒れる。倒したほうが負けである。
いちどこんなことがあった。砂をぜんぶ取り除いてしまったにもかかわらず、棒は倒れなかった。そんなバカなことがあるわけないのであるが、じっさいに起こったのである。べつに絶妙のバランスで棒が立っていたわけではなかった。何のことはない、棒が地面に深く突き刺さっていたのである。
顕正会に入って間もない頃はそれなりに純粋で、まじめに折伏を実践していたものだが、じぶんの先輩が頼りなかったこともあって、よく相手に逆にやり込められてしまったものだった。
「キミたちには日蓮を超えようとの発想があるのかね?」
「いいえ、とんでもない。大聖人さまを超えるなんて、そんな恐れ多いこと・・・」
「ああ、そう。じゃあ、オレはやる気しないなあ。」
「な、なんでですか? ぜひ、やりましょうよ。」
「いいかい、キミたち。キミたちが日蓮を尊敬する気持ちはわかるし、日蓮が立派な人物だったことも間違いないだろうよ。しかし、むかしの人間だ。われわれは日蓮の時代のはるか先を生きているのだよ。だから日蓮の思想なり教えを踏まえたうえで、もっと上を行かなければおかしいだろう。だいいち、オレは人の下に付くのって好かないんだよな。もし、やるにしても、オレは野心家だから、日蓮から学ぶだけ学んで、もっと上を目指そうと思う。」
「あなたって人はバカね。大聖人さまといったらいちばん偉い仏さまなんだから、超えられるわけないじゃないの。」
「ああ、そうかい。じゃあ、やらねえーよ。」
折伏のエキスパート(?)たちは、ここからが勝負だというのであるが、わたくしもわたくしの先輩もわりに気が弱くて、だいたいがこんなところで諦めていたものだった。
上記、二つの話はまったく別個の話であって、何らの脈絡もないのであるが、このところ種脱相対について考えをめぐらせていて、それぞれ記憶によみがえってきたのだった。
すでに察しのいい人には話の落ちが見えてしまっているかもしれないが、ようするに日蓮大聖人は野心を御持ちだったか? というテーマである。
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