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『河辺メモ』について
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犀角独歩
:2003/01/07(火) 15:48
少なくとも精師以降の石山とその教学は戒壇之漫荼羅の真偽より、さらに大きな現代社会文明との不一致を抱えている。それは何かといえば、「御生骨」、いわゆる御肉牙である。日蓮の歯とその歯肉が生き続け、そればかりではなくいまだに成長しているというわけです。
こんなことが事実であれば、現代文明を支える科学は根底から覆されてしまう。
つまり、この御生骨なるものが生きているなどという教義と聖物をもつ石山とその教学は現代文明社会には決して受け入れられない。その延長上に生身の日蓮であるという戒壇之漫荼羅もある。これが現石山教学である。
このことは、既に顕師が戒壇之漫荼羅を本物であると思っているとか、池田さんが本物であると信じているというレベルの問題ではない。石山信仰を自称するのであれば、御生骨と戒壇之漫荼羅の科学分析をしっかりと問い、信者各自も、社会に対する発言の責任を示すべきである。
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