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『河辺メモ』について
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メモ追跡班
:2003/01/07(火) 12:38
不躾な表現にてご不快な思いを抱かれたこと、お詫びいたします。
当代猊下が、達師の後継法主候補の筆頭とまでいえなくても、有力候補であったことは間違いないでしょう。ただ当時、学会の52年路線の最中で、顕師は学会派と目されており、達師に躊躇がみられ、仮に内々の示唆があったとしても、表向きの相承への段取りが整っていなかったのではないでしょうか。
早瀬御尊能化も十分筆頭候補ですが、達師からみてどうでしょうか。大宣寺さん等も下馬評に挙がっておりましたが、当時の宗内の大方の評は顕師だったように思われます。
この辺りは、現下において、主任理事や海外部長、教学部長らの名が取り沙汰され、中でも「やはり主任理事が本命かな」と評されているようなもので、後継法主のことは、学頭に就くなりの顕示がなければ、その時の法主の胸の内にしかありません。
過去700年余りの宗門の歴史においても、その時その時の状況で多様な相承の仕方があった訳ですので、結末において受け止めるしかないでしょう。
『河辺メモ』(直筆清書分)の行方は大変気になります。
たぶん状況から見て、当代猊下の管理下にあるのでないかと思われます。
この『河辺メモ』は、間違いなく第1級の資料です。30年余りに亘る学会の在家主義路線(学会が主・宗門が従、宗門・学会並列、分離独立)の流れを概観できるものと捉えております。河辺師の情報収集力と分析力には卓越したものがあり、その時その時の宗門と学会の対応ぶりを証言するものでしょう。
宗門の学会任せの体質や稚拙な対応、翻弄ぶり、またギリギリのところでの主権回復、教団維持への対策や、学会側の在家主義路線に基づきながらの押したり引いたりの手練手管の宗門対策・工作ぶり、学会関係者の戸惑いや逡巡、内部改革者・造反者の動きなどが把握できると期待しているのです。
特に最近(以前からですが)学会は、分離独立による在家主義路線の正当性を築くために歴史の改ざんを図っているだけに、真相を把握し残すために、必要不可欠な証言記録・根拠資料の1つとして、是非とも公開していただきたいと願う次第です。
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