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素朴な疑問

867犀角独歩:2003/11/04(火) 06:09

ケンさん:

横レス失礼いたします。
なるほど、『御伝土代』ですか。この存在を忘れていました。

「江島の方より月の如く光りたる物鞠の様にて辰巳の方より戌亥の方へ光り渡る、十二日夜の明闇人の面も見えざりしが、物の光月夜の様にて人の面皆見え、兵士ども興醒て一丁許り馳せ除きて、或ひは馬より下りて畏こまり、或は馬の上にて蹲まる物もあり」

『種種御振舞御書』では

「江のしまのかたより月のごとくひかり物、まり(鞠)のやうにて辰巳のかたより戌亥のかたへひかりわたる。十二日の夜のあけぐれ(味爽)人の面もみへざりしが、物のひかり月よ(夜)のやうにて人人の面もみなみゆ。太刀取目くらみたふれ臥し、兵共おぢ怖れけうさめ(興醒)て一町計りはせのき、或は馬よりをりてかしこまり、或は馬の上にてうずくま(蹲踞)れるもあり」

でした。比較してみれば、同じ所伝に従って、記述されたことは明らかと思えます。
今成師は、この記述を「これはどうみても日蓮聖人ご自身の文体ではない」としています。

けれど、『御伝土代』は元弘3(1333)年の書と目され、となれば、竜口法難の文永8(1271)年から62年後、かなり信憑性は高いと思えます。『種々御振舞御書』の記述が蓮師の書でないとしても、たしかに『御伝土代』の記述は看過できないものがありますね。


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