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素朴な疑問
858
:
愚鈍凡夫
:2003/11/02(日) 18:57
犀角独歩さんの引用された説とは違いますが、竜口法難の「ひかりもの」について、こういう説もあるそうですよ。
「法住山要伝寺 質問箱 №089」より転載
Q:龍口法難における日蓮聖人の「ひかりもの」の奇瑞は、実際にあったことなのでしょうか。もしそれが事実であるならば、その正体は何ですか。
-----------------------------------------------
A:日蓮聖人自身は、「ひかりもの」の奇跡について、『種種御振舞御書』という書の中で詳細に述べておりますが、本書は全編が日蓮聖人の著作とは考えにくく、後世の加筆がある可能性も考慮すべきことが指摘されております。実際、他の日蓮聖人の著述の中では、これほどまでの超常現象にも関わらず、まったく記述がみられません。
ただし、もし「ひかりもの」が実際に起こったとすれば、どのような事実が推測できるか考えてみることは可能です。従来、落雷説・人魂説・流星説・隕石説などが提唱されておりますが、これについては、紀野一義氏が、新たな解釈を試みられておりますので紹介します(『日蓮-民衆と歩んだ不屈の改革者-』他)。
氏は、日蓮聖人が龍口法難で体験した「ひかりもの」の正体は、海上より放たれた一本の火矢(ひや)であったと推測しております。龍口刑場のひかりものの奇跡に先立って、日蓮聖人は有名な八幡社頭諌言を行っております。この行為は、実は日蓮の身に危機が迫っていることを鶴岡八幡宮の周辺の警固人(紀野氏は、彼らはおそらく日蓮聖人の鎌倉での教化によって入信した日蓮信者で、その多くは在日の渡来人であったと推測しております)に知らせるためであったのではないかというのです。松葉谷法難の際に日蓮聖人を救ったのもこれらの人々であり、彼らの友誼(ゆうぎ)に日蓮聖人は今一度期待したのです。いざ、頸を斬られんとしたとき、聖人の唱題の大音声を合図とするかのごとく、海上より火矢が一閃ひらめき、これに恐れをなした平頼綱一行は、日蓮暗殺を断念したと解釈するのです。
しかし、問題は、火矢程度で、鎌倉の武士が驚くかどうかという疑問があります。これについては、あるいは、火矢には火薬が仕組まれていたかもしれません。火薬は、9世紀の中国で発明されたもので、おもに黒色火薬が医術の分野で用いられていたことが知られ、11世紀には北宋が兵器として開発し、有名な蒙古襲来では、元・高麗連合軍が、この技術を応用して「てつはう(鉄砲)」と呼ばれる武器を使用したことが記録に残っているくらいです。公な記録は残っていないものの、日蓮聖人在世中に、蒙古の侵略を逃れてきて移民した南宋や高麗の渡来人たちが、日本に火薬技術(武器としてではなく医薬品として)を伝来した可能性は充分に考えられます。紀野説によれば、日蓮聖人の救援にかけつけた人々の中には、渡来人も含まれていた可能性があるとの指摘ですので、火矢に火薬を仕組ませたとも推測されます。火薬ならば、兵器として爆発するような威力は見込まれなくとも、火矢以上に不可解なひかりもの的奇瑞を顕してもおかしくないと考えます。
ただし、当時の火薬は、相当な貴重品であったことは推測に難くないところであります。あるいは、火薬が当初は医薬品として用いられていたという事実から、医者であれば、渡来人から入手することもあったかも知れません。日蓮聖人の門弟の中でいえば、四条頼基などが医術に長けていた人物として知られております。四条頼基といえば、龍口法難の名場面に登場することで有名ですが、龍の口へ連行される日蓮聖人の馬の轡にとりついて、聖人と運命を共にする誓いを立てたといわれております。四条頼基が、日蓮暗殺を阻止しようと機転をきかせて、八幡宮の警護兵に火矢の中に火薬を仕組むよう指示することも可能であったかも知れません。
いずれにせよ、以上の解釈は傍証を寄せ集めて推測したにすぎず、確証はないことをお断りしておきます。
「法住山要伝寺 質問箱」
http://www.asahi-net.or.jp/~ia8d-tkmr/contents4.html
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