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素朴な疑問

709犀角独歩:2003/09/17(水) 18:00

空き缶さん:

石山の富士宗学要集から該当の記載を検索してみました。
初出は、どうやら、広蔵辰師のほうが先のようです。

『祖師伝』辰師(富要5-35)
駿州富士山本門寺釈の日代伝 …
 正中二年十一月十二日の夜日蓮聖人御影堂に於て日興に給はる所の御筆本尊以下廿鋪、御影像一鋪、併に日興影像一鋪聖人御遷化記録以下重宝二箱盗み取られ畢ぬ、日興帰寂の後も若し弟子分中に相続人と号して出さしむるの輩は門徒の怨敵大謗法不孝の者為るべき者なり、謗法罪に於ては釈迦多宝十方三世の諸仏日蓮聖人の御罸を蒙るべし、盗人の科に於ては御沙汰と為て上裁を仰ぐべし、若し出で来らん時は日代阿闍梨之れを相続して本門寺の重宝為るべし仍て門徒存知の為に置き状件の如し。
 正中二年十一月十三日  日興御判。

『富士門家中見聞抄目録』精師(富要5-201)
日代伝 …
一、正中二年十一月十二日の夜、日蓮聖人の御影堂に於いて日興に給ふ所の御筆本尊以下廿鋪、御影像一鋪、并に日興影像一鋪、聖人御遷化記録以下重宝二箱盗み取られ畢ぬ、日興帰寂の後若し弟子分の中に相続の人と号して之れを出さしむる輩は門徒の怨敵、大謗法、不孝たるべき者なり、謗法の罪に於ては釈迦多宝十方三世の諸仏、日蓮聖人の御罰を蒙るべし、盗人の科に於ては御沙汰として上裁を仰ぐべし、若し出で来らん時は日代阿闍梨之れを相続して本門寺の重宝たるべし、仍って門徒存知の為に置き状件の如し。
正中二年十一月十三日 日興在判

また、石山59亨師も『富士史料類聚』に同文を挙げています。
しかし、ここでわたしは読み落としていたのですが、以下のような記載がありました。

「日代八通の譲状は房山にては要師等要山にては辰師等仰いで之を信ぜりと云へども、方便品読誦の解釈に伴ひ重須を擯出せらるるに就いては、能擯の横暴を極論路する者無きが如し、今又遡つて八通状の内容を検するに疑義百出するも既に正本紛失の上は且らく論弁を避くべし」(富要8-161)

一考を要すると思いました。
ただし、家中抄に「正中二年十月十二日の夜御影堂に於て御筆本尊御遷化記録以下盗取
られ給へり、此の故に御弟子衆紛失の使節を勤め給ふ。」との既述は、『日順阿闍梨血脈』の「嘉暦第一の暮秋には険難を凌いで本尊紛失の使節を遂げ」ると一致します。代師八通の譲状のなかで、この盗難の記載はやや信憑性は高いように思えます。

わたしは歴全、日宗全が手許にないために富要に引く所で見るばかりです。その他、資料で御覧になり、既知のことがございましたら、ぜひ御披露ください。


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