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素朴な疑問
55
:
独歩
:2002/05/17(金) 15:27
一字三礼さんの書き込みを拝見して、池上本門寺も「なん」であるというのは以外でした。富士門系の特徴であると思っていたからです。
石山の勤行でも“引き題目”は「なーむ」ですね。
たしか教学部見解で立宗の時、朝日に向かってお唱えは、この引き題目であったと聞いております。
「ナメキョ、ナメキョ、ナメキョ」と、なんだか鶏みたいな早口の唱題、あれは出きるだけ短期間に題目を唱えるという池田さんのアイディアでしたか。勤行3分なんていう裁判記録もありましたね。これ、悪口になるでしょうか? もっとも、学会批判者の故内藤国夫さんでさえ、招待されて、数千人の唱題を聞いたときには圧倒されたと書いていましたが。
この早口唱題の起源を、小僧さんの寒経なんかの修行などにその原形が見られると、とある僧侶に指摘を受けたことがありました。
まったく余談ですが、古来の日本語には「はひふへほ」の音はなかったと大野晋博士が書いていましたね。では、どんな音であったかというと「ぱぴぷぺぽ-pa・pi・pu・pe・po」であると言います。それが中世には「ふぁふぃふぅふぇふぉ」になり、「はひふへほ」に変化してきたと言います。「んな、馬鹿な」と思いたいところですが、たとえば「か」と「が」を発生する時、口唇咽喉の形状は同じです。他のか行の音もそうです。これはさ行・た行も同様。しかし、は行だけは清音の発生では唇を開いたまま、濁音を発生する時には閉じていた唇をはじくように開いて発生します。ところが半濁音である「ぱぴぷぺぽ」を発生する時の口唇咽喉の形状は濁音と同様。このことから、は行は本来、P音であったと言われるわけです。
そうなると南無妙法蓮華経は「なむみょうぽうれんげきょう-Nam・Myou・Porengek・you」となってしまうわけです。しかし、これは一概に否定できないのです。なぜならば、真蹟のない『御義口伝』ですが妙法蓮華経の梵語を「薩達磨芬陀梨伽蘇多覧」とあります。これは現在、「さだるま“ふ”んだりかそたらん」と訓読みされるのですが、「芬陀梨伽」は梵語の pundarika の音写ですから、プンダリーカ。通じていえば、sad-dharma-pundarika-sutra 、これを日本語的に読めば「さだるま“ぷ”んだりかすーとら」となり「ふ」ではなく「ぷ-pu」であるからです。
さらに定着しませんでしたが、日本語の旧仮名遣いでは「きょう」は「けふ」となりますが、平安文学の研究などでは、この旧仮名遣いは文字どおりに読んでいたのではないのかといわれています。「なむみょうほうれんげきょう」を旧仮名遣いで記すと「なむめうほふれんげけふ」となるのでしょうか? すると Nam・Mehu・Pou・Renge・Kehu という音に近いことになるようです。
また、古代人は現代人よりはるかにゆっくりと話していたと言われ、たとえば歌舞伎のあのゆくくりとした発生のスピードが標準的なものであったのではないのかとも言われていると教えてくれた先生がおりました。
700年の時間の経過は文語的な変化ばかりではなく、それ以上に口語的変化があったことは否めません。
ここで素朴な疑問です。いったい、聖人が唱えられていたお題目は、如何様なものであったのでしょうか。
あと、よく言われることですが、座法も、正座ではなく、胡座であったことは御影像からも間違いのないことであるようですね。
ここでも、素朴な疑問です。しかし、女性はどうであったのでしょうか。ここら辺はよくわかりません。ご存知の方、いらっしゃりましたら、ご教示ください。
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