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素朴な疑問

3506犀角独歩:2007/08/04(土) 03:01:57

大縫さん、れんさん、実に有意義な論攷と画像のアップ有り難うございました。たいへんに参考になりました。

富要で「現当二世」を検索すると、以下のような結果でした。

・有師物語聴聞抄佳跡上「右為現当二世造立如件」
・化儀秘決(私記)「夕朝は一門内に於いて現当二世、令法久住の内経」「王臣一同現当二世の所願を成就あるべし」「只題目を唱へ申し当施主現当二世の諸願皆令満足、殊には心中の所願成就などと申し上ぐべきか」「現当二世所願成就、其の外云云、南無妙法蓮華経と唱ふるなり」「当大迄嫡々口唱の南無妙法蓮華経、滅罪生善、現当二世所願成就…」「…還来帰家し冥覧を加へ、受持の者を擁護し現当二世の所願を成就なさしめ給へ」「現当二世安穏なるべしと思ふは一念の信心にあらざるか」「殊には現当二世所願成就、年中所願皆令満足なんどと申すべし」

・袈裟数珠の事「…数珠を用ひて現当二世を咒願するなり」
・有師談諸聞書「現当二世の所願を我れ彼れに与へんと念願し・共に成就せんと朝暮に祈祷すべき」
・百五十箇条「信心を致し現当二世の所願決定円満せしむべきなり」
・撰時抄愚記下(日寛)「…大禍は現当二世にのがれたくこそ候はんずらめ」
・妙法曼荼羅供養抄見聞筆記(日寛)「…末法の我等が現当二世を成就する秘法の中の大秘法なり」
・寿量品談義(日寛)「所詮此の寿量品は釈尊の御本意、一切衆生現当二世を成就する大甚深微妙法」・祖師伝(日辰)「末法利益の為に寿量長遠の妙法蓮華経の五字を弘通し一切衆生の現当二世を済度すべきの由之れを付属し玉ふ」
・富士門家中見聞(家中見聞下)日精「…末法利益の為に寿量長遠の妙法蓮華経の五字を弘通し、一切衆生の現当二世を済度すべきの由之れを付属す」・富士大石寺明細誌「現当二世の為め造立件の如し」
・日寛上人伝(日量)「是の記見聞の信者をして現当二世の祈願を忝地満足せしめたまへ」

大縫さんのご投稿を拝読したとき、石山歴代が「本尊」に「為現当二世」と書いたのと、彫刻本尊の成立が、あるいは時期が重なるのかと思ったのですが、聴聞抄佳跡上の日因は31代で、46代日調よりかなり前ですね。ただ、日量は48代ですから、時代は近いと思えました。

検索の結果、「現当二世」という成句の活用は、石山より、保田、京都のほうが先行しているのでないかと思えました。


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