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素朴な疑問

275いちりん:2002/08/14(水) 10:48
日蓮主義というのは、「幻想を抱きやすい」ことが特徴といえましょうか。
たとえば、────。
日蓮さんの「予言」的な要素があります。やれ戦争が起きるとか、同士討ちになるとか。
そして、「使徒意識」といいましょうか「殉教意識」を鼓舞します。まあ地湧の菩薩につらなるのだという意識です。
「国家とか政治権力に対するビジョン」みたいなのがあります。国立戒壇だとか、国家諫暁だとか。
そして「選民意識」みたいなのがありますね。おれたちこそ正しい、おれたちこそ仏意仏勅。それにひきかえ、あいつらは地獄だ、謗法だ、魔だといってしまう神経。

でもって、若いときには、盛り上がるわけです。さらには、「幻想の共同性」みたいなもので、なんかこのままいくと「広宣流布が実現するぞぉ」みたいな浮かれた状態になる人たちもいたり。

ところが、所詮は、「幻想」でありますよね。
「幻想」というのは、自分の内側にあって「なんとかしたいなあと思っている理想」が投影されたものですね。組織とか、教義とかがいわば映し出されるスクリーン。映し出すのは、自分の内部の「欲望、欲求」ですね。それも、「抑圧されたはけ口としての理想」が投影される。

つまり、自分の欲が外部のスクリーンに映し出されているのだから、やはり現実は、つじつまが合わない。自分の理想通りではないということが、徐々に、わかってくる。

そうして、「失望」するわけですね。
しかし、それはスクリーンに失望するので、また違うスクリーンを探し出す。
こんどは、もっとましな組織とかドグマに出会うと、それに対する理想がまた起きる。
でもって、まついつか失望する。必ず失望する。だって、映し出す内部のメカニズムを観察しないからですね。

映し出す内部のメカニズムを観察しなさい。その虚構性を見破りなさい。──というのが、ブッダの道なのでありましょう。


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