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素朴な疑問
2645
:
独学徒
:2005/11/03(木) 22:38:22
お薦めスレッドにて、池田令道師の「富士門流の信仰と化儀」を紹介させていただきましたが、池田師は同著の中で「二箇相承の考察」
http://home.att.ne.jp/blue/houmon/ikeda/kegi02.htm
#《「二箇相承」の考察》と題して、二箇相承に関する師の持論を展開されています。
池田師は要約すると、西山本門寺の日興筆「宗祖御遷化記録」の「弟子六人事 不次第」と、「二箇相承」は矛盾するとして二箇相承を批判しています。
そして師は、「宗祖御遷化記録」の内容から「六人同格」であることを主張されています。
「二箇相承」の真偽にについては「偽撰」ということで同意しますが、「六人同格」については、今ひとつ疑問が残ります。
「宗祖御遷化記録」には、紙と紙の継ぎ目に本弟子四人の署名・花押(日向・日頂は他行)がありますが、それは以下のようになっています。
日昭・花押 日朗・花押 日興・花押 他行 他行 日持・花押
(興風談所「日興上人全集」112頁 ※但し御筆写真の同479頁では、『弁闍梨・花押 大闍梨・花押 白蓮闍梨・花押 他行・佐土公 他行・伊与公 蓮華闍梨・花押』となっています。)
もし「六人同格」であるならば、「日興・花押」と「日持・花押」の間に、「他行」を二人分入れずに以下のようにするのが自然だと思われます。
日昭・花押 日朗・花押 日興・花押 日持・花押 他行 他行
しかし「他行」でその場にいなかった、日向・日頂の分を間に入れ、日持が一番下に署名・花押をなしたのは、年齢や入門順もさることながら、そこには厳格な格付けがあったような感じを受けます。
そのような意味で私は、「六人同格」は今一つすっきりしないと感じます。
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