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素朴な疑問

255犀角独歩:2002/08/10(土) 10:18

画像を反転してみて、思ったのですが、戒壇之曼荼羅は妙海寺曼荼羅より、種子その他も優美で、かつ筆跡も明確。もし妙海寺曼荼羅に疑義があるとすれば、達師の言も捨てるべきではないと思いました。

河辺メモで取り沙汰される禅師授与曼荼羅も、このような比較はできるだろうと思いました。こちらは剥離法で正本と影本の2福がありながら、本尊集に載っていないようなのですが、写真は出回っていないものでしょうか。大きさその他の比較もしてみたいと思うのです。

それにしても、真筆曼陀羅と言われるものは、本当にすべてが真筆なのであろうか?という疑問が改めて沸きました。

いわゆる格式のある寺院が永年所蔵してきたなどといういわくがあるために、疑義があっても、古来からの真筆説がまかり通っているものも、いくつかあるなどということはないのであろうかと思ったりします。ただ写真集ができ、これだけ出回り、さらに山中師などの研究もあるわけで、いわる120余幅は日蓮門下の共通認識と言うことでしょうか。

戒壇之曼荼羅はいずれにしても、木彫なのであって、元より真筆議論に乗せるべくもありません。いったい、その元が聖人の真筆によるのか、あるいは真筆を模した筆を彫ったものであるのか…、素朴な疑問と言うより、なんだか複雑なことを書いていますが、知的好奇心には素直であろうと思うばかりです。


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