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素朴な疑問

2534犀角独歩:2005/07/15(金) 11:15:31

Aさん

> 風当たりの強いのも喜び

そうは感じません。わたしは、極めて合理的にしかものを考えませんので、駆け引きその他は面倒と思うほうです。しかし、Aさんがお考えになっておられること、また、書き込まれたところ、「ああ、わたしもかつてそう考えていた」という回顧に属します。

そんなことから、考え続け、観察し続ければ、わたしの考えは理解されるだろうという思いがあります。その意味で議論でやり合う相手を憎むことはありません。実際、いちばん議論したのは、問答名人さんですし、オフ会、その他にご参加くださる皆さんも、皆大いにやり合った方々です。皆さんを、思惟を助けてくれた恩人であると考えております。いつしか、同意に至るもあり、至らざるもあり、それもそれです。ただし、絶対、無謬というファンダメンタリズム、カリスマ、呪物、集団信仰から脱却されれば、よいという思いはあります。

> 利根と通力を排除されたのは聖人

このように思われますか。そうでしょうか。
かつて、わたしは神秘的な考えに支配されていました。いまはそのような点は廃したのです。たしかに写本遺文『唱法華題目鈔』に「法門をもて邪正をたゞすべし。利根と通力とにはよるべからず」と載りますが、この書は、真筆でしょうか。真跡遺文で見る利根は「利根・中根・鈍根」の一つで、仏説と蓮師はとらえていますから、これを斥けるのには、疑問があります。では、通力ですが、この語彙は真跡遺文には一度も載りません。
『唱法華題目鈔』全編が、とは言いませんが、該当の文章は、どうも証憑に耐えない気はいたします。ただし、書かれる意には賛成です。

わたしは日蓮を再考するに当たり、非科学的なことはいっさい排除します。そんな観点からすれば、所謂、利根と通力を、日蓮は排除したように見えるけれど、いまの科学から見ればその範疇であると思えます。たぶんに呪術的、神秘的だと見えます。

そもそも、生身の虚空蔵菩薩に会ったというのです。いま、こんなことを言えば、「精神科に行ったほうがいいよ」と言われるでしょう。その原因を考えたのが、いわば「水銀」談義であったということです。信仰という枠内では、もちろん、ありません。薬物による幻視とみるほうが説得性があるということです。そうでなければ、12日に及んだ荒行で、脳内代謝に異常を来した幻視とするか、どちらかと見ていくのが、科学的でしょう。信仰は科学とは関係ないという反論は成り立ちますが、しかし、一般からすれば、科学的事実の元では、信仰における個人の体験=個人的リアリティこそ関係ないのです。


>> …真言の秘薬には水銀が使われることがあったらしい
> あったらしい…こんな文章のどこに信憑性があるのでしょう。

それは一読の感想に過ぎませんでしょう。ご自分で調べてみればよろしいと思います。
そうすると、この記述の信憑性は、ぐんと上がります。要は印象ではなく、事実はどうかということです。調べた結果、わたしはこの記述の信憑性をわたしは指示したということです。

> …表層部分を見ての評価だけでは真実を見誤る

これはまた、逆も真です。Aさんがお書きになる晩年の日蓮像は40年間、わたしを支配していた日蓮像です。そこから、何故、わたしが変遷したか、その点を追ってみてください。そうすれば、いつか、わたしが記した意味はおわかりいただけるでしょう。


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