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素朴な疑問
2201
:
一字三礼
:2005/04/14(木) 17:55:38
犀角独歩さん
私の拙い投稿に重要なご指摘ありがとうございます。
> 法華一乗思想は、たしか坂本師も指摘していたと思いますが、羅什の意訳であり、原本にはこのように誇張されたものがないというのが法華研究一般で言われることではないでしょうか。
ここで原本と仰られているのはどのようなテキストの事でしょうか。
> 「霊山会という舞台を軸としてまとめられ」ていくことも、元の原形をもってしたとすれば、これまた創作のうちではないでしょうか。
仰る意味は理解できます。しかし、この段階であれば「編集・編纂」の範囲ではないかと思えるのです。
少し離れるかもしれませんが、「マハーバーラタ」(聖仙ヴィヤーサ作)という叙事詩があります。この物語も経典同様、口誦・口伝をもとに完成されたものです。
「マハーバーラタ」の成立は紀元後400年頃と推定されておりますが、その原型はそれを遡る事は確実とされています。主筋はバラタ族を取り巻く大戦争ですが、この実際にあった大戦争が起こったのは仏教の興隆はるか以前の事です。また、この主筋の約4倍にあたる量の様々な説話が挿入されているのですが、その原型はヴェーダ聖典からであったり、遠くギリシアの英雄伝説からの転用等です。ヴェーダを基にした説話でも、時代が下るにつれて序々に書き換えられ、原典で有力であったインドラやマハープラジャパティに替わりヴィシュヌやルドラ(シバァ)が台頭してきます。このような伝承形式の物語に創作者を想定することは出来ないでしょう。
仏典も口誦を伝承の方法としてきました。伝承が古形を残していると考えられる経典形式は、古い順に
① 詩(偈)のみで構成されているもの(口誦された内容になんら加えられていない形)
② 詩(偈)と散文(長行)で構成されているもの(口誦を説明する為の文章が加わったもの)
③ 散文(長行)のみで構成されているもの(口誦は失われ、通常の文章だけで構成されたもの)
①の形式は根本経典でよく見られるものです。法華経は主に②の形式で、その偈文は長行と内容を同じくすると重偈(通常の偈文と長行より古形とされる)です。
「マハーバーラタ」の場合と同様に、法華経も口誦・口伝の間に幾つもの話が加えられ、幾つもの話が失われたのではないでしょうか。
このようにして出来上がったであろう法華経に、創作者を想定すること違和感を持ちました。
> 27章と言われる法華経は、実際は30章以上あったことも知られていますね。
法華経の成立が確実になるのは、龍樹菩薩の引用からだったと思いますが、その著作の中では27章の構成であったと記憶しておりました。そのため便宜的に27という数字をあげました。
恥ずかしながら、不勉強のため30章説は知りませんでした。実際にと思われる2乃至3章のタイトルなりともご存知でしたら教えてください。
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