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素朴な疑問

1663ひきこもり:2004/08/03(火) 17:26
パスカルの『パンセ』には続いてこのように書かれています。

「しかし私はさらにふかく考えた、そうして我々のあらゆる不幸の原因を見つけたのち、
そんな原因がなぜあるのかその理由をさぐりたいとおもった、そうして大そう現実的な一
つの理由があること、その理由というのは我々の存在のもつ本来的な不幸において成り立
っていること、この我々の存在の仕方は、弱いものでありまた滅びゆくものであり、また
立ち入って考えをめぐらすならそのとき何ものも我々を慰めうるものはないほどにみじめ
なものであることを知った」(『パンセ』上巻 新潮文庫)

人は必ず死ななければならないものであるという厳しい現実を直視できないからこそ、我
々は慰戯を求めるのですが、直視してそれに絶望した人が統合失調症や神経症を発症する
ことが多いのではないかと私は思うのです。宗教は死後の生を約束するものであるが故に、
自分が信仰する宗教の教義や教えから外れたことをすることができず、精神障害を発症す
ることがあるのではないかと思うのです。特に教義に死後の生の在り方の定義がどぎつい
場合に精神障害の発症率が高くなるのではないかとも思います。


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