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素朴な疑問

1566雖念:2004/07/19(月) 14:18
愚鈍凡夫さん:>1562(その1)


蓮祖の死因に関して定説がないということは、「診断」に必要な情報の量や質が限られているということかと思います。当時の医療レベルは、「医心方」「金匱要略」「傷寒論」程度かと思いますが、証を重視し、症候論的には舌診や脈診を重視したもので、現代医学のそれとは、大きな違いがあるのではないでしょうか?

また、自覚症状があったとしても、それを口にされたかどうか、また記録されたかどうかという問題もあるかと思います。

寄生虫疾患が最初に頭に浮かぶのは、ほんの数十年前までは日本でも感染症や寄生虫疾患が大きな問題であったからです。
私が子供のころ、(ほんの数十年まえです)小学校の児童会で、「川の水を飲まないようにしましょう」と、いう議題について話し合ったことがあります。山間僻地では、上水道の設備がなく、一部の家庭では、井戸水や煮沸した川の水を飲用していた時代でした。
蓮祖の時代も同様に、井戸水は、貴重な飲料水で、洗濯や野菜洗いには川の水を用いていたと考えられますから、甲斐の風土病である日本住血吸虫症に感染していた可能性はあると思います。しかし、この疾患の場合肝障害による腹水が特徴的とされ、(画像あり)
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Sumire/1781/china/sj.html
また、咳や喘息様の発作、けいれんや視力障害をともなうこともあるとされていますが、
このような症状があれば、記録に残らないとは考えにくいので、凡夫さんのおっしゃるように、やはり住血吸虫症とは少しちがうような気がします。
では、いったいなんでしょうか?調べてみると、慢性の下痢をきたす、疾患だけでもずいぶんありますね。炎症性腸疾患、腸結核、大腸アメーバ、寄生虫、クラミジア、大腸がん、胃がん、膵がん、慢性膵炎、甲状腺の病気、副甲状腺の病気、腎臓の病気、糖尿病など、たくさんあるようです。(凡夫さんに教えていただいた、daichou.comの中にありました)
http://www.daichou.com/geri.htm

「波木井殿御報「常陸の湯」について」から、病気に関する部分を編年体で抜粋してみました。1273年からやせ病が起きたとすると、1282年で入滅されるまで10年の歳月を経ていますが、がんにかかって10年生存できるかどうか?
 また、発病を1277年としても6年の生存ということになりますが、がんで(現在の医療水準で考えた場合)治療らしい治療もせずに、6年間生存できることは普通によくあることなのかどうか? そんなことが、問題になるような気がします。


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