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素朴な疑問
1348
:
地名
:2004/05/17(月) 12:51
「富士山縁起状」(原文漢文を書き下し文に改め適宜句読点等を入れました。)
「それ富士浅間大菩薩とは、法性無漏の山高く三国に勝れ、垂迹和光の岸広く、権現の神風豊葦原の国にあをき、そもそも神代の往昔機根いまだ熟せざるがゆえにて、…中略…
仁王七代の帝孝霊天皇の御宇に、この御山初めて出現するところなり。…中略…
凡夫の肉身たちまち八葉等覚の峰妙覚毘盧の頂上にのぼりて、大日覚王を拝したてまつる。大俗の凡夫すみやかに即身成仏の事、霊仏霊社の参詣多しと雖も即身即仏の利生たちどころにこうむること、富士参詣にはすぎず。
そもそもこの山の総体は、外院は金の大日、内院は胎の大日、両部不二の一体なり。
八葉九尊は、第一の嶽は、天照大神の本地・地蔵菩薩なり。
第二の嶽は、熊野の権現の本地・阿弥陀如来、
第三の嶽は、伊豆権現本地・観世音、
第四の崗は、白山権現本地・釈迦如来、
第五の崗は、日吉山王本地・弥勒佛、
第六の嶽は、鹿島金山の大明神本地・薬師如来、
第七の嶽は、三島の大明神本地・宝勝尊、
第八の嶽は、箱根の権現本地・文殊御堂、
五所の権現は本地・五大力菩薩中宮観音・弥勒の二尊なり。
日神子はイザナギ・イザナミ二神ましますがゆえに、金胎両部の峰と名づく。
総じてこの御山は、下金輪際より出て、上碧天に等し。
釈尊出世して成道説法利生したまう。
諸天善神三世常住天降り音楽を奏し花を散し香を焼きたまうゆえに、
今焼香の煙立ち音楽の響き絶えざるなり。
内院の底に虎の石うずくまるに似たるあり。
これすなわち深秘尊形なり。
これによりて蹲虎山と号するなり。
この山に七種の名あり。…老養山…花角山…行向山……。来集山。これ三世諸仏十方の諸神来集するする三世常住の浄土なり。天竺霊鷲山・唐土五台山、仏いま現在せず。この御山は生身の仏菩薩・諸天善神いますがゆえに。…妙光山…仙人山……。富士山。これ参詣の人富貴安楽の徳にあずかり、長生居士の身となり、富寿をこうむるがゆえなり。…中略……南無富士浅間大菩薩皆令満足」
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