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素朴な疑問
1005
:
犀角独歩
:2003/11/26(水) 16:29
―1004からつづく―
> ところが、いずれの組織も済度の名を借りた我田引水といえます。
よく引用しますが、浅見定雄師が「何を信じているかではなく、何をしているかで集団の真価が問われる」と仰ったのはこの点です。「世界平和はヒットラーも言っていた」と、その非を突いた人もいました。
集団が何をやっているのかを見れば、我田引水の仏法教義利用の商売であるか、衆生済度を目的にしているかは一目瞭然殊です。自己集団の対社会に向けた功績が論じられなければ商売に過ぎないという批判に甘んじるしかないことになります。
> 組織批判
組織批判、大いにけっこうではないでしょうか。
批判を真摯に受け止め、前向きに是正を繰り返すことを健全な運営といいます。
批判を許さない独裁主義は、日本では昭和20年で終わりを告げました。ところがいまでもそんな独裁主義を繰り返している集団があれば、むしろ断固、糾弾されるべきですね。
> 法華経成立の時代、法華経創設者のいうところの「菩薩道の実践」とは、
> 一体何だったのでしょう。
重要な点です。
ボーディサットバとは愚鈍凡夫さんが引用くださったように、ジャータカ(本生譚:シャキャムニの前世物語)における修行者のシャキャムニを指す言葉でした。
その後、大乗経典郡創作の時代にはいると無数の菩薩達が登場するようになります。この濫觴が弥勒菩薩であったようです。このころから、仏の担い手として衆生済度に当たる菩薩は、シャキャムニ一人から無数の求法者として宛われていくことになるのでしょう。
これはたぶん、ミトラ(ミスラ)と菩薩思想の習合の結果であるとわたしには思えます。いずれにしても、菩薩は釈尊一人から拡大解釈されるにいたり、救済者としての性格を色濃く持つようになるのでしょう。
現存する多くの菩薩像は、裕福な服装をした在家、、すなわち、王族・豪商の姿で創られています。わたしはこのことから、そのような社会的に裕福な人々が仏教信仰に基づいて救済活動をする姿に人々は菩薩を見ていった経過を看取します。
その場合、菩薩の与える物は衣食住薬などが主立った救済の糧であったと想像できるわけです。しかしながら、全知全能の神に紛う性格を与えられた永遠の存在として仏に使者として菩薩は、その様相を異にします。彼らが与えるものは仏の教えであったのでしょう。そして、その弘法こそ、菩薩の使命となっていると見えます。
ここからがアネモネさんの疑問に掛かるところですが、単に仏使として法を弘めることを菩薩道と言えるかと問われれば、わたしは断固、「否」と応えます。
では法華経の菩薩はいかばかりかと一瞥するとき、残念ながら法を弘める菩薩の側面ばかりが見えるわけです。わたしは敢えてこの点を欠陥と認めることにします。そして、この欠陥を積極的に補完する方途を法華信奉者はいまこそ真剣に考えるべきであると主張するわけです。
> 法華経…迫害の物語…創作者集団が「自分たちだけが正しい」
> とする偏狭さを持っていたために起きた事実を記したもの
>> そのことが事実だとするならば…その背景を知りたい
法華経に記述される物語はその創作者(集団)のその性格を反映しているというのは学者一般の見解でした。
岩本師が「この経典(『法華経』)を捨て去る災難を数えあげるとすれば、いくら数えても最後に達しないだろう」という。この脅しの言葉はまさにインフェリオリティ・コンプレックスの表現そのものであり、あたかも小児が竹棒を持って強がりをいうのに類すると言っても言い過ぎではない。『法華経』のこの態度は日蓮に見られ、さらにその流れを汲む宗教団体に受けつがれていることは、よく知られていることである」(『佛教入門』中公新書 P167)と記すのはまさにこのことです。同様の記述は渡辺照宏師の著にも見られます。
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