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六巻抄について
28
:
独歩
:2002/03/01(金) 07:48
いちりんさん:
「本因」というのは、つまり、釈迦が成仏することができた根本の因ということなのだと思うのです。つまり、「菩薩道」であると。
ところが、日蓮本仏論では、たとえば、『当体義抄』の
至理は名無し、聖人理を観じて万物に名を付くる時、因果倶時・不思議の一法之有り。之を名づけて妙法蓮華と為す
などといい、さらに『三世諸仏総勘文廃立』に
釈迦如来五百塵点劫の当初、凡夫にて御坐せし時、我が身は地水火風空なりと知ろしめして即座に悟りを開きたまひき
と言って、この本因を簡び、斥けて、即座開悟を言い出すわけです。しかし、この書では、まだ即座開悟は釈迦如来であるとするのに、現代石山教学では、27に引くとおり、その釈迦如来を簡び斥けて、日蓮を本仏、あるいは体の仏である言い出したわけです。
寿量品の本因は潰え、当初(そのかみ)の即座開悟、つまり、本因説を破るとともに、寿量品の説相にも違反する、途方もない珍説であると考えます。
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