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六巻抄について
116
:
独歩
:2002/04/06(土) 14:31
問答名人さん:
> 一帖抄は何時頃の成立
いちおう、口伝宗なのでしょうから、口伝として成立と、文献としての成立の二段階が考えられると思います。前者は知るべくもありませんが、後者については同抄の末尾に以下のようにあります。
延文三年八月十日。於土御門御房御本下給。
三日之中書寫畢。不思議之感得尤此事也。法
皇御玉筆。并御自筆之示書等有之。甚外見不
可有云云
楞嚴一流求法沙門心運
”
文明三年辛卯十月二十八日授泰藝
權少僧都榮源花押
P:48a
永正十四丁丑拾月十三日授日憲了
日意花押
”
”
底本。身延藏。文明三年泰藝書寫本。
對校本。
イ。身延藏。永正十四年日意授日憲本。
ロ。身延藏。書寫年時不明身延十四世日鏡藏本。
ハ。身延藏。永正八年大乘房日尭寫安樂房日授藏本。
對校者。岩田教圓。
「土御門…法皇御玉筆。并御自筆之示書等有之」が本当であれば、寛喜3年(1231)以前で、その書写の「延文三年」(正平13年)は1358年、石山行師の時代ですね。
寛喜3年は聖人が10歳、ご生涯のうちにご覧になられたかどうか、また土御門法皇その他の記述が実際のことか、学的考証を待つしかありませんが、「底本。身延藏。文明三年」辺りに日蓮門下に流通があったと見るのが至当ではないでしょうか。あの文明年間ですから。
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