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関東大震災と朝鮮人虐殺

189南雲和夫 </b><font color=#FF0000>(F4Hpl2wQ)</font><b>:2003/12/08(月) 10:19
【転載】NGO 外国人救援ネット(神戸) 4月17日
『石原発言』に対する被災地からのアピール
URL: http://www.hyogo-iic.ne.jp/~gqnet/ishihara.html

私たちは, 阪神・淡路大震災の被災地に住み, これまでも, 大震災後も, 日本人と外
国人との共生を信じ, 行動してきた市民です.

このたびの石原慎太郎・東京都知事の「三国人」発言, なかでも「震災が起きたら騒
擾事件が想定される」との発言に驚き, 深く失望し, これ以上誤解が広がらないため
にも, 私たちが体験した被災地の真実を広く伝えることが必要であると痛感しました.

1923年の関東大震災時の韓国・朝鮮人や中国人に対する大量虐殺の悲劇を繰り返さな
いために, 私たちは第二次世界大戦後, 人権擁護や異文化理解に向けて, 多くの努力
を積み重ねてきました. 石原知事の発言は, こうした努力に水を差し, 外国人差別を
煽るもので, 決して黙認することはできません.

阪神・淡路大震災時には, 多くの外国人学校が避難所として地域住民に門戸を開き,
また, 華僑総会や朝鮮総連, 韓国民団などの組織は, 本国から送られてきた救援物資
を惜しみなく日本人に提供しました. 「騒擾事件」どころか, 多くの人たちが, 国籍
や性別にとらわれることなく, ひとりの同じ人間として, 助け合い, 励まし合い, 譲
り合って, 多くの困難を克服しました.

大震災を契機にして, これまで交流の少なかった外国人学校同士の連絡会「兵庫県外
国人学校協議会」が結成され, 震災復旧や国際理解などの課題に協力して取り組む体
制ができました. また, 外国人の多く住む地域では, 震災時の通訳ボランテイアのメ
ンバーが中心となって多言語の標識が作られ, 多言語放送のFM局が開局するなど,
共生のまちづくりが進められています.

また, 大震災は, これまでややもすると日本人が見落としがちであった中南米やアジ
アから新たに来日してきた人たちや不正規滞在の外国人の存在と, その人たちの置か
れている大変な状況をあらわにしました. 私たちは, ボランテイアのネットワークや,
政府の兵庫県南部地震現地対策本部長・兵庫県知事・神戸市長・関西領事団長らの呼
びかけで結成された「外国人県民復興会議」で話し合い, 被災外国人に対する弔慰金
・義援金の支給や不正規滞在者の医療費肩代わり基金など, ひとつひとつ解決してき
ました. まだまだ課題は山積していますが, 一人ひとりの人の尊重の立場から, 「不
法入国・不法滞在者=犯罪者」と決めつけてしまわず, なぜ, そのような状況になっ
ているのかまで踏み込んだ議論と施策が必要ではないかと考えています.

大震災の最も大きな教訓のひとつは, 国籍や民族の違いを越えたすべての人に対する
「人権の尊重」と「困っている隣人に手を差し伸べる心」です. 阪神・淡路大震災後
に起きた中国や台湾, トルコの自然災害に対し, 被災者自身がいちはやく支援のキャ
ンペーンを行い, 国籍や立場の違いを越えた救援ネットワークを作り上げ, 手を差し
伸べてきたのも, その表れです.

このような経験を積み重ねてきた私たちにとって, 外国人への偏見に満ちた石原知事
の発言は, 到底, 容認できるものではありません. 知事には発言の撤回と謝罪を求め
るとともに, 知事の発言に賛成のメッセージを送った方々に対しても, 次のことを強
く訴えたいと思います.

「阪神・淡路大震災の被災地で起こったこと, また, 共生のために私たちが一層努力
しつつあることを, 自分の目で確かめてください. そして, 対立や敵対を乗り越えて
, 共生社会の実現に向けて一緒に取り組んでいきましょう. 」


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