2007年度政治経済学部・憲法Ⅰ(清水)前期末試験問題
*解説文のない六法・自筆ノート(コピー不可)・配布プリントのみ持ち込み可
1 以下の文を読み、内容が正しければ○、誤りがあれば×を記しなさい。
① 憲法は国家と国民との関係を規律する公法なので、私人間における人権侵害に
憲法の人権規定は全く及ばない。
② 憲法は被告に黙秘権を保障しているので、民事裁判(事件)で被告が黙秘して
いても不利な判決が出るわけではない。
③ 知る権利は憲法第3章に明示的に規定されていないが、無名基本権・包括的権利
として憲法13条から保障される。
2 以下の二つの問題文のうち、一つを選び論述しなさい。
①「防犯カメラ」「安全・安心まちづくり」「住基ネット」「通信傍受法」などに
みられる問題点(憲法論を中心に)を論じなさい。
② 日本国憲法が保障する信教の自由・政教分離を比較法的・歴史的にまとめた上で、
関連する判例にも言及しながらその内容を説明しなさい。